ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは係留試験を開始した

『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年4月20日11時30分配信
【ディーゼルエレクトリック潜水艦「マガダン」の係留試験が始まった】
『アドミラルティ造船所』の専門家は、プロジェクト636.3(コード名「ワルシャワンカ」)大型ディーゼルエレクトリック潜水艦「マガダン」の係留試験へ着手した。
4月20日・火曜日に同社広報サービスが伝えたように、これは6月初頭まで続く。
この間に工場部門と請負組織の専門家は、潜水艦の航法システム、通信複合体、一般艦内システム、水中音響複合体、制御システム、魚雷ミサイル兵器複合体を点検する。
『アドミラルティ造船所』広報サービスは、係留試験が終わった後、艦は工場航行試験へ向かい、その完了は海軍の日(7月25日)に計画されている事を明らかにした。
「マガダン」は、太平洋艦隊の為にロシア連邦国防省が発注した(以前に同型シリーズは黒海艦隊へ受け入れられた)6隻から成るプロジェクト636.3潜水艦の3隻目である事が想い起こされる。
それは2019年11月1日に「ウファ」の名を受けた同型の第4の潜水艦と共に起工された。
「マガダン」は3月26日に進水した。
潜水艦のロシア海軍への引き渡しは2021年秋に予定されている。
[Mil.Press FlotProm参照]
プロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦は、敵の潜水艦及び水上艦との戦闘の為、更には海軍基地、海上および沿岸交通線の防衛の為に海洋工学中央設計局『ルビーン』が開発した。
潜水艦の全長は73メートル、幅10メートル、限界潜航深度300メートル、水中速力20ノット、自立航行期間45日。
乗組員52名。
潜水艦は6門の口径533mm魚雷発射管、機雷、打撃ミサイル複合体「カリブル」で武装する。
[プロジェクト06363潜水艦(太平洋艦隊)]
太平洋艦隊向けの6隻の06363潜水艦の建造契約は2016年9月7日に締結されました。
[サンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所はロシア海軍太平洋艦隊の為の6隻のプロジェクト06363潜水艦の建造契約を締結した]
2017年7月28日に最初の2隻~1番艦B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」と2番艦B-603「ヴォルホフ」が同時に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはサンクトペテルブルクで起工された]
「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、2019年3月28日に進水し、8月16日から10月10日までバルト海で洋上試験を行ない、11月25日にロシア海軍へ就役しました。
[プロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
「ヴォルホフ」は、2019年12月26日に進水し、2020年6月下旬から10月中旬までバルト海で洋上試験を行ない、2020年10月24日にロシア海軍へ就役しました。
[プロジェクト06363潜水艦ヴォルホフはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
この2隻は、2021年5月以降に極東へ回航されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"と潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキー、ヴォルホフは2021年5月に極東へ回航される]
3番艦B-602「マガダン」と4番艦B-588「ウファ」は、2019年11月1日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]
B-602「マガダン」は、2021年3月26日に進水しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンはサンクトペテルブルクで進水した]
4月20日に造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
「マガダン」の洋上試験は2021年6月に始まります。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第3のプロジェクト06363潜水艦マガダンは2021年6月に洋上試験を開始する]
ロシア海軍への引き渡しは2021年11月25日に予定されています。
太平洋艦隊向け06363潜水艦の5番艦「モジャイスク」と6番艦「ヤクーツク」は2021年に起工されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦モジャイスクとヤクーツクは2021年に起工される]
太平洋艦隊向けの06363潜水艦6隻の建造は、2024年までに完了します。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦6隻の建造は2024年末に完了する]
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