ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、フリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"、コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"、"グロームキー"はピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なった
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2021年-)
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2021年4月22日3時0分配信
【太平洋艦隊の艦は日本海で仮想敵目標への合同砲射撃を実施した】
冬季訓練期間の成績査定検査の枠組みで、太平洋艦隊の2個戦術艦グループは日本海で戦闘訓練を実施した。
太平洋艦隊旗艦~ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、近代化フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」、「グロームキー」が含まれる打撃艦グループは、戦闘訓練射爆場において、海上、空中、沿岸目標へを砲火で破壊する複合課題を合同で解決した。
ピョートル大帝湾で打撃艦グループは、支隊の組織的対空防衛演習を実施し、空中目標への砲射撃を行なった。
部隊の行動の統制は、連合部隊の主指揮所から行なわれた。
その後、ジェルトゥヒナ島の射爆場地域で艦の乗組員は、起伏のある場所で隠蔽された仮想敵沿岸目標を砲撃で制圧する課題を成功裏に解決した。


もう1つの合同射撃は、水上艦を模した大型砲撃曳航盾に対して実施された。
フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」とコルベットは、新たな100mm汎用艦載砲装置A-190の砲撃で、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は130mm砲装置AK-130からの砲撃で目標を撃破した。
更に、海洋機雷模型を破壊する為、艦は6銃身30mm自動砲装置AK-630を使用した。

ロシア太平洋艦隊旗艦のナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(1990年1月7日就役)は、2020年11月1日から12月30日まで東南アジアへの遠距離航海を行ないました。
[ロシア太平洋艦隊東南アジア遠征(2020年11月-12月)]
2021年3月4日、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」及び大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」と共にピョートル大帝湾へ出航して対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、フリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"、大型対潜艦アドミラル・トリブツはピョートル大帝湾で対潜戦闘訓練を行なった]
3月30日にピョートル大帝湾へ出航し、地上目標への艦砲射撃訓練と機雷掃討訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはピョートル大帝湾で艦砲射撃訓練を行なった]
翌3月31日、ピョートル大帝湾で対空防衛演習を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはピョートル大帝湾で対空防衛演習を実施した]

大規模な近代化改装を行なったフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」(1986年2月2日就役、2016年から近代化改装)は、2021年2月から乗組員の本格的な錬成訓練を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"はウラジオストク港内で乗組員の錬成訓練を行なった]
4月4日にはピョートル大帝湾で砲撃訓練を行ないました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"はピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なった]
2021年4月6日、「マルシャル・シャーポシニコフ」は、初めて有翼ミサイル「カリブル」(対地型)を地上目標へ発射しました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"は日本海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
ミサイルは日本海から発射され、距離1000km以上離れたタタール海峡西岸のシュルク岬(ソヴィエツカヤ・ガヴァニの北方)の標的へ命中しました。

翌4月7日、今度は水上目標へ有翼ミサイル「カリブル」(対艦型)を発射しました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"は日本海で対艦ミサイル"カリブル"を発射した]
4月8日には無人機を使用して地上目標への艦砲射撃訓練を行ないました。
[近代化改装されたロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"はピョートル大帝湾で艦砲射撃訓練を行なった]
ロシア太平洋艦隊向けプロジェクト20380コルベットの1隻目となる「ソヴェルシェーンヌイ」(333)は、2006年6月30日にコムソモリスク・ナ・アムーレのアムール造船工場で起工され、2015年5月22日に進水し、2017年7月20日に就役しました。
[コムソモリスク・ナ・アムーレで建造された最初の新世代コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
2019年5月初頭に黄海で実施されたロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2019』へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2019』(2019年5月)]
2020年4月1日から6月20日まで同型艦「グロームキー」と共に太平洋への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は遠距離航海を終えてウラジオストクへ帰投した]
2020年8月下旬にベーリング海周辺で行なわれた演習『大洋の盾-2020』へ参加しました。
[ロシア海軍演習『大洋の盾-2020』(2020年8月)]
2020年3月29日にピョートル大帝湾のジェルトゥヒナ島で100mm砲の艦砲射撃を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"はピョートル大帝湾で艦砲射撃訓練を行なった]
ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベットの2隻目となる「グロームキー」は、コムソモリスク・ナ・アムーレの『アムール造船工場』で2012年4月20日に起工され、2017年7月28日に進水し、2018年12月25日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入されました。
[プロジェクト20380コルベット"グロームキー"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
2020年4月1日から6月20日まで同型艦「ソヴェルシェーンヌイ」と共に太平洋への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は遠距離航海を終えてウラジオストクへ帰投した]
2020年8月下旬にベーリング海周辺で行なわれた演習『大洋の盾-2020』へ参加しました。
[ロシア海軍演習『大洋の盾-2020』(2020年8月)]
2021年3月26日にピョートル大帝湾で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"グロームキー"はピョートル大帝湾で対潜戦闘訓練を行なった]
4月3日には2隻のコルベットが対機雷防衛艦「ヤーコフ・バリャーエフ」(2020年12月26日就役)と共に日本海で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ヤーコフ・バリャーエフと最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"、"グロームキー"は日本海で砲撃訓練を行なった]
2021年4月22日には4隻揃ってピョートル大帝湾へ出航し、対空、対水上、対地、対機雷砲撃訓練を行ないました。
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