クリミア半島沿岸でロシア海軍黒海艦隊とロシア南方軍管区の上陸演習が行なわれた
- カテゴリ:ロシア黒海艦隊(2020年-)
『タス通信』より
2021年4月22日19時1分配信
【黒海艦隊のフリゲートはクリミアの演習で海上揚陸部隊への火力支援を与えた】
オプーク射爆場/クリミア、4月22日/タス通信
フリゲート「アドミラル・マカロフ」と「アドミラル・エッセン」は、ロシア連邦軍の兵種間演習においてクリミア沿岸へ上陸する海上揚陸部隊へ火力支援を与えた。
木曜日にロシア連邦国防省は報道機関へ伝えた。
「揚陸部隊の上陸の火力の準備は、クリミアのオプーク諸兵科射爆場での兵種間演習の活動段階中に黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・マカロフ"と"アドミラル・エッセン"により提供されました。
艦砲の砲撃調整は、フリゲートの甲板から射出された無人飛行装置により保障されました」
軍当局は話した。


同省が話したように、火力支援艦支隊には更に、ロケット巡洋艦「モスクワ」と小型ロケット艦も加わっていた。
哨戒艇「ラプトル」と高速ボートは、海軍歩兵強襲グループの輸送を保障した。
揚陸グループの通路の安全は、海洋掃海艦により解決された。
「初めて揚陸グループ及び直接火力支援支隊の一員として、黒海艦隊船員とカスピ小艦隊の艇~揚陸艇セルナ及びプロジェクト"シュメーリ"砲艇の乗組員が一緒に行動しました」
軍当局は強調した。
同省は、黒海艦隊と北方艦隊の乗組員は海軍歩兵の装甲兵員輸送車の上陸を保障したと述べた。
[ヘリコプターと小型ロケット艦の支援]
黒海艦隊の小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」と「グライヴォロン」は、クリミアのオプーク諸兵科射爆場での兵種間演習において、対揚陸防衛手段を砲撃し、砲による打撃を与えた。
「海上揚陸グループ火力支援支隊の一員として行動する小型ロケット艦は、射程距離20km以上の口径100mm砲装置A-190を使用しました」
軍当局は話した。
対揚陸防衛部隊の人員と装甲施設の火力破壊の中核として、艦砲と共に支援連合部隊及び作戦戦術航空隊が行動した。
「標的への統制攻撃と砲撃の調整は、無人飛行装置オルラン-10により保障されました」
同省は付け加えた。
更に軍団航空隊の7個ヘリコプター班が、クリミアへの海上揚陸部隊の上陸支援の為に関わった。
「敵の防衛の安定を破壊し、自動車化射撃部隊の為の海上揚陸部隊の上陸を支援する為、輸送揚陸機Mi-8MTShテルミナートルと打撃機Ka-52アリガートルを含む軍団航空隊の7個ヘリコプター班が行動しました」
同省は話した。
軍当局は、自動車化射撃兵は戦術ヘリコプターグループの一員として海上揚陸部隊の行動を空中から支援したと話した。
「空中機動部隊の一員として、迫撃砲手、対戦車ミサイル複合体班、携帯高射ミサイル複合体で武装した部隊、更には航空統制官と弾着観測員が行動しました」
同省は列挙した。
[海上目標への打撃]
作戦-戦術航空隊は、クリミアの兵種間演習中に海上目標の破壊へ取り組んだ。
「南方軍管区の航空・防空連合部隊及び黒海艦隊海上航空隊の作戦-戦術航空隊の2個飛行隊の航空機は、距離100kmに配置された揚陸支隊を模した目標へミサイル-爆弾による打撃を与えました」
軍当局は話した。
同省は話した。
「戦闘機Su-30SM、爆撃機Su-24、Su-34は、電波位置測定ステーション及び仮想敵艦の高射ミサイル複合体の視認ゾーンから外れ、低高度及び超低高度で目標地域の飛行を行ないました」
「誘導対艦ミサイルKh-31Aの発射は、距離30kmで戦闘機Su-30SMにより行なわれ、爆撃機は高度600メートルから破片-フガス航空爆弾で打撃を与えいました」
同省は強調した。
クリミアの兵種間演習の活動段階には、10000名以上の将兵が参加し、40隻以上の戦闘艦と20隻の支援船を含む1200両の兵器と軍用機材が関わっている。
[海上揚陸の防護]
黒海艦隊の部隊は、海上航空隊及び南方軍管区の航空・防空連合部隊のカバーの下で、黒海艦隊、北方艦隊、バルト艦隊の7隻の大型揚陸艦、更にはカスピ小艦隊の15隻の揚陸艇及び砲艇で構成される揚陸艦支隊の防護へ取り組んでいる。
黒海艦隊情報供給部は発表した。
「打撃艦グループは、小型ロケット艦及びロケット艇により形成され、揚陸部隊の対艦防衛を担っています。
捜索打撃艦グループを構成する小型対潜艦の乗組員は仮想敵潜水艦の捜索を行ない、揚陸艦の対潜保護を担っています。
海上航空隊及び南方軍管区の航空・防空連合部隊の航空機が空中からカバーしています」
声明では、こう述べられた。
現在、艦隊間上陸グループの海上揚陸部隊は海上を移動し、指定上陸場所である無防備の海岸まで海上を移動している。
「冬季訓練期間の成績査定検査の一環である黒海エリアでの演習は、南方軍管区氏司令官アレクサンドル・ドヴォルニク上級大将の指揮下で行なわれています」
プレスリリースは述べた。
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