ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は太平洋で長時間飛行を行なった
- カテゴリ:遠距離対潜哨戒機Tu-142

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2021年4月23日12時15分配信
【遠距離対潜航空機Tu-142乗員は太平洋上空で計画飛行を実施した】
太平洋艦隊海上航空隊の2機の遠距離対潜航空機Tu-142乗員は、太平洋エリア上空で10時間の計画飛行を実施した。
指示された任務への取り組みで、飛行士は約8000キロメートルを進んだ。
乗員は、目印の無い場所と電波位置測定監視を欠く条件下での空中船の操縦を練習した。
飛行の一部分でロシア航空機へアメリカ合衆国海軍の艦上戦闘機F-18が同行した。
太平洋艦隊海上航空隊のTu-142の飛行は、空域使用に関する国際法規に厳密に沿って実施された。
ソ連/ロシア海軍の遠距離対潜哨戒機Tu-142は、戦略爆撃機Tu-95の海軍向けヴァージョンであり、1968年6月18日に初飛行し、1972年11月15日に軍備採用されました。
1968年から1994年までに合計で100機生産され、この内の8機はインドへ輸出されました。
現在、ロシア海軍航空隊では、北方艦隊と太平洋艦隊に各12機が在籍しています。
太平洋艦隊所属機はカーメニ・ルチェイ飛行場(モンゴフト)に配備されています。
カーメニ・ルチェイ飛行場(モンゴフト)



太平洋艦隊のTu-142は、度々遠方海域へ進出しています。
2019年8月6日、太平洋艦隊の2機のTu-142がアラスカ、カナダ及びアリューシャン列島沖を飛行しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の対潜哨戒機Tu-142はアリューシャン列島、アラスカ、カナダ沖を飛行した]
2020年3月9日、太平洋艦隊の2機のTu-142がアラスカ周辺を長時間飛行しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はアラスカ周辺を長時間飛行した]
3月14日、太平洋艦隊の2機のTu-142は北極海で長時間飛行を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は北極海上空で長時間飛行を行なった]
5月23日、太平洋艦隊の2機のTu-142は太平洋で長時間飛行を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142M3は太平洋上空で長時間飛行を行なった]
6月27日には、北方艦隊と太平洋艦隊の合計7機のTu-142が同じ日に長時間飛行を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142MKは、バレンツ海及びノルウェー海、北太平洋の上空で長時間飛行を行なった]
8月28日には太平洋艦隊の4機のTu-142が太平洋で長時間飛行を行ないました。
他の艦隊の航空機も同じ日に長時間飛行を行ないました。
[ロシア海軍航空隊の4艦隊の航空隊は同時飛行訓練を行なった]
2021年1月26日、太平洋艦隊の2機のTu-142は、ベーリング海及びチュクチ海上空で長時間飛行を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はベーリング海及びチュクチ海上空で長時間飛行を行なった]
2021年3月29日、太平洋艦隊の2機のTu-142はアラスカ付近を飛行し、北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)に捕捉されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はアラスカ近郊に出現した]
4月23日には太平洋艦隊の2機のTu-142が太平洋で長時間飛行を行ないました。
アメリカ海軍の艦上戦闘機F/A-18がスクランブル発進しているので、Tu-142はアメリカ海軍の空母の近くを飛行したようです。
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