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ロシア海軍バルト艦隊航空隊の10機以上の戦闘機Su-27はバルト海上空で空戦訓練を行なった


『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2021年4月25日12時41分配信
【バルト艦隊はロシア連邦空中境界線への侵犯機を破壊する演習へ10機以上の戦闘機Su-27を参加させた】
モスクワ、4月25日、インタファクス

海上航空隊航空連合部隊戦闘機Su-27の飛行士は、訓練中にロシア連邦国境を侵犯し、戦略的に重要な軍事施設へのミサイル-爆弾による打撃を試みた「敵」航空機との練習戦闘を行なった。

「国の空域へ侵入する国籍不明の飛行装置の警報を受け、戦闘機Su-27は迎撃の為に離陸し、仮想敵航空機を探知、分類しました。
その後、空中戦闘でそれを破壊しました」

日曜日に流布されたバルト艦隊の声明では、こう述べられた。

演習計画に沿って、仮想敵航空機ロシア連邦国境を侵犯し、戦略的に重要な軍事施設へのミサイル-爆弾による打撃を試みたと艦隊本部は伝えた。

情報によると、計画訓練には、バルト艦隊の10機以上の航空機Su-27乗員が参加した。

「乗員は、発進の為の戦闘機の準備の促進、2機編隊での離陸、空中目標への電子誘導ミサイル発射へ取り組みました。
飛行は、日中と夜間時に行なわれました」

プレスリリースは述べた。





バルト艦隊海軍航空隊戦闘機爆撃機は、ロシア連邦の飛び地カリーニングラード州へ配備されています。
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カリーニングラード州チカロフスク飛行場に駐留する第689親衛戦闘機航空連隊は、18機程度の戦闘機Su-27及びSu-27UBを保有しています。
ロシア海軍戦闘機Su-27を保有しているのは、バルト艦隊航空隊のみです。
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第689親衛戦闘機航空連隊は1939年9月5日に創設され、大祖国戦争に参戦し、1953年秋に海軍航空隊へ移管されたものの、1978年には空軍へ戻り、1986年には防空軍へ移管され、1994年12月には再び海軍へ移管され、現在に至っています。
現在の装備機Su-27は1990年に導入されました。
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駐留している場所が場所なだけに、外国機と接触する機会も少なくありません。
例えば2019年1月24日には、バルト海ロシア側防空識別圏へ接近するスウェーデン空軍航空機を探知し、スクランブル発進しています。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はスウェーデンの偵察機に対するスクランブル発進を行なった]

2019年8月13日には、カリーニングラードを視察してモスクワへ戻るセルゲイ・ショイグ国防相を乗せた旅客機を護衛中、NATO軍戦闘機が接近してきたので、これを追い払いました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はNATOの戦闘機を追い払った]

2020年4月24日には、バルト海ロシア側防空識別圏へ接近するベルギー空軍戦闘機F-16を探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でベルギー空軍の戦闘機F-16に対するスクランブル発進を行なった]

2020年6月15日にはバルト海ロシア側防空識別圏へ接近するアメリカ空軍戦略爆撃機B-52Hを探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でアメリカ空軍の戦略爆撃機B-52Hに対するスクランブル発進を行なった]

2020年10月5日には、バルト海ロシア側防空識別圏へ接近するドイツ海軍航空隊対潜哨戒機P-3C(第3海軍航空団「グラーフ・ツェッペリン」所属)とスウェーデン空軍電波電子偵察機S102Bコルペンを探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でドイツ海軍航空隊のP-3Cとスウェーデン空軍のS102Bに対するスクランブル発進を行なった]

10月26日には、バルト海ロシア側防空識別圏へ接近するドイツ海軍航空隊対潜哨戒機P-3Cとアメリカ空軍の偵察機U-2Sを探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でドイツ海軍航空隊のP-3Cとアメリカ空軍のU-2Sに対するスクランブル発進を行なった]
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