クラスノダール地方エイスクのロシア海軍の新ニートカは2022年に完成する
- カテゴリ:ロシア海軍航空隊


『タス通信』より
2021年5月4日9時6分配信
【情報筋:エイスクの新たな複合体ニートカは2023年に機能し始める】
モスクワ、5月4日/タス通信
エイスクの新たな航空機地上試験訓練複合体「ニートカ」~ロシア第2の地上類似航空母艦の引き渡し時期は、少なくとも2022年に延期され、機能し始めるのは2023年になる。
『タス通信』は防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。
「エイスクにおける複合体の建設完了は2021年末~2022年初頭に、引き渡しは2022年に、機能し始めるのは2023年に計画されています」
彼は説明した。
『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。
2016年3月22日、当時ロシア海軍海上航空隊司令官のイーゴリ・コジン少将は、エイスクの複合体は同年末に引き渡されると国防相へ報告した。
この時、国防相へ、(着艦拘束装置へ)引っ掛ける事無く地上「航空母艦」の甲板の上空を飛行する航空機Su-25UTGが示された。
2014年には、クリミアと共にサキの複合体ニートカがロシアへ戻ってきた。



それは、将来に何度も近代化される見通しにより「鉄」で建設され、専門家によると、これがコンクリートで作られたエイスクの複合体ニートカとの主な相違点である。
今、サキのニートカは修理と近代化を待っている。
この複合体は、艦上航空隊の飛行士の航空母艦からの飛行の訓練を行なう為に意図されている。
2017年2月、北方艦隊の航空母艦打撃グループは地中海からセヴェロモルスクへ戻った。
グループには、特に、航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」と重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」が含まれていた。
「アドミラル・クズネツォフ」の艦上航空隊は、ロシア海軍の現代史上初めてシリア軍事作戦に関わった。
現在、航空母艦は『第35艦船修理工場』(『統合造船業営団』へ加入している艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』の支所)で修理を行なっている。
北方艦隊の海上航空隊には、2つの独立艦上戦闘機航空連隊が在る:第279(Su-33)と第100(MiG-29K/KUB)
[ロシア海軍航空隊の2つの「ニートカ」]

ロシアは、2010年からクラスノダール地方のエイスク市に新たな艦上航空機発着艦訓練施設(ニートカ)の建設を始めました。
[ロシアは、2010年に空母パイロット訓練センターの建設を開始する]
2013年7月に艦載機による飛行試験が実施されました。
[艦上戦闘機MiG-29KUBは新ニートカで試験を行なう]
エイスク市の第819戦闘応用・飛行再訓練センター(新「ニートカ」)では、主に、ロシア海軍航空隊へ導入される新型機(近代化改修された既存機を含む)への習熟訓練が行なわれています。
[エイスクの新ニートカは本格的に稼働を始める]
ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機隊は、2014年1月からエイスクの新ニートカで訓練を始めています。
[ロシア北方艦隊の艦上戦闘機パイロットはエイスクの新ニートカで訓練を行なう]
[エイスクの新ニートカへ艦上戦闘機Su-33が到着した]
[ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将はエイスクのロシア海軍飛行訓練センター(新ニートカ)を視察した]
現在、新ニートカには、1組の発艦用トランポリン(スキージャンプ)と着艦拘束装置から成る空母発着艦訓練施設が有りますが、この他に、新たな滑走路の建設が進められています。
[エイスクのロシア海軍航空隊飛行訓練センター(新ニートカ)に新たな滑走路が建設される]
エイスク飛行場では、ロシア海軍航空隊のパイロットの訓練も行われています。
[ロシア海軍航空隊のエイスク飛行場に新人パイロットが到着した]
航空機やヘリコプターの新型シミュレーターも設置されています。
[エイスク飛行場にロシア海軍航空隊の新型シミュレーターが設置された]
ただ、エイスクの「ニートカ」は、未だ100パーセント完成したわけでは無く、完全に工事が終わるのは2021年末~2022年初頭になるようです。
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