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ロシア海軍黒海艦隊の多用途複座戦闘機Su-30SMは黒海でフランス空軍機に対するスクランブル発進を実施した

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『タス通信』より
2021年5月11日19時26分配信
【Su-30は黒海上空でフランスの3機の軍用航空機へ同行する為に上がった】
モスクワ、5月11日

戦闘機Su-30は、黒海上空でフランス戦術航空隊の2機の航空機ミラージュ2000と1機の給油航空機ロシア国境線への侵犯を許さなかった。
南方軍管区黒海艦隊広報サービス・情報供給部は報道機関へ伝えた。

艦隊によると、本日(5月11日)、ロシアの空域監視手段は、黒海の中立水域上空でロシア連邦国境線へ接近する空中目標を探知した。

「空中目標を識別し、ロシア連邦の国境線への侵犯を防ぐ為、南方軍管区の航空・防空連合部隊の対空防衛当直部隊の戦闘機Su-30が空中へ上がりました。
ロシア戦闘機の乗員は、空中目標をフランス空軍の2機の戦術航空隊の航空機ミラージュ2000と1機の給油航空機C-135と分類しました。
ロシア連邦国境線の侵犯を許す事は有りませんでした」

広報サービスは話した。

艦隊は強調した。
「ロシア戦闘機の飛行は、空域使用に関する国際法規に厳密に沿って実施されました」






多用途複座戦闘機Su-30SMは、インド空軍などが導入しているSu-30MK系列機をロシア軍向けに改正した機体であり、ロシア航空宇宙軍及びロシア海軍航空隊への導入が進められています。


ロシア海軍航空隊の為のSu-30SMの購入契約は2013年12月に締結されました。
[ロシア海軍航空隊の為に戦闘機Su-30SMと練習機Yak-130が購入される]

最終的には50機程度の調達が計画されています。
[多用途複座戦闘機Su-30SMはロシア海軍基地航空隊の主力となる]

現在までに、ロシア海軍航空隊では、黒海艦隊へ12機、バルト艦隊へ8機、北方艦隊へ2機が配備されています。

2014年7月に最初の3機がロシア海軍へ引き渡され、黒海艦隊へ配備されました。
[3機の多用途複座戦闘機Su-30SMがロシア海軍へ引き渡された]
[ロシア海軍航空隊は戦闘機Su-30SMの運用を開始した]

2016年12月12日までに合計12機のSu-30SM黒海艦隊航空隊へ配備され、1個飛行隊(エスカドリーリャ)分が揃いました。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊で多用途複座戦闘機Su-30SMの1個飛行隊が完全に形成された]


黒海艦隊Su-30SMは、クトゥーゾフ勲章授与・セヴァストーポリ赤旗・第43独立海上襲撃機航空連隊に所属しており、前線爆撃機Su-24と共にクリミア半島サキ飛行場に駐留しています。
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2021年5月11日、黒海艦隊Su-30SMは、黒海上空を飛行していたフランス空軍戦闘機ミラージュ2000空中給油機C-135に対するスクランブル発進を実施しました。


なお、ミラージュ2000C-135は、2021年2月17日にも黒海上空を飛行しています。



今後に調達されるのは改良型Su-30SM2となり、更にはロシア航空宇宙軍及びロシア海軍航空隊の現用のSu-30SMSu-30SM2仕様へアップグレードされます。
[ロシア航空宇宙軍とロシア海軍航空隊の多用途複座戦闘機Su-30SMはアップグレードされる]
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