ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した
- カテゴリ:プロジェクト677ラーダ潜水艦
『ロシア通信社ノーボスチ』より
【ロシア連邦国防省は国家防衛調達へ潜水艦「ラーダ」シリーズの建造を記載する】
モスクワ、2月13日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア連邦国防省は、非核動力潜水艦プロジェクト677(ラーダ)シリーズの建造決定を採択し、国家防衛調達へ記載する。
水曜日、ロシア通信社ノーボスチは、「ロソボロネクスポルト」(ロシア兵器輸出公社)総取締役アナトリー・イサイキン氏より伝えられた。
以前、ロシア連邦海軍総司令官のポストに在ったウラジーミル・ヴィソツキー提督は、プロジェクト677をベースとするロシア初の非大気依存発電装置搭載非核動力潜水艦が2014年に再建造されると表明した。
昨年(2012年)8月、国防省、海軍、統合造船業営団は、2013年から「ラーダ」シリーズ潜水艦の建造を再開する事で合意し、(統合造船業)営団は、今年の国家防衛発注への記載を期待する。
現在、「アドミラルティ造船所」は、非大気依存発電装置の設置が予定されている同プロジェクト潜水艦2隻を起工している。
「アドミラルティ造船所」総取締役アレクサンドル・ブザコフ氏は、非大気依存発電装置が設置される潜水艦は1隻のみであると発表した。
装置の開発は海洋工学中央設計局「ルビーン」の専門技術者により行なわれている。
「今日(2013年2月13日)、ロシア国防省は、これらの潜水艦(ラーダ級2番艦及び3番艦)シリーズを建造する決定を採択しました。
潜水艦の試験運行プログラムが成功裏に実行された事を受け、国家防衛発注による建造資金支出が計画されています」
イサイキン氏は話した。
彼は、潜水艦には、約130の最新の電波電子機器及び艦載機器のサンプルが設置されている事を強調した。
「国家試験においては、全ての特性が海軍の技術目標の課題を満たしました。
水中における最大速力を例外として」
ロソボロネクスポルトのトップは説明した。
彼によると、潜水艦シリーズには、近代化されたエンジンが搭載され、必要な電力を供給する。
「現在、プロジェクト677潜水艦(の1番艦サンクトペテルブルク)は、バルト艦隊主要基地(バルチースク)に在り、試験運用を完了する為、北方艦隊への移動を準備しています」
イサイキン氏は締め括った。
ディーゼルエレクトリック潜水艦プロジェクト677シリーズは、設計主任ユーリー・コルミリツィンにより開発された。
シリーズの特徴は、小型サイズと低騒音の組み合わせ、強力な魚雷及び魚雷ロケット兵器を有する事にある。
潜水艦は、敵の潜水艦、水上艦船の破壊、海軍基地、沿岸、海上連絡路の保護、偵察の為に設計されている。
艦の排水量は1765トン、最大潜航深度350メートル、(水中)速力21ノット、乗員36名、自立行動期間45日、魚雷及びロケット魚雷、対空防衛複合体「イグラ-1M」で武装する。
(2013年2月13日18時54分配信)
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
プロジェクト677「ラーダ」級潜水艦は、これまでに3隻が起工され、1隻が就役しています。
(全てサンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所で建造)
・B-585「サンクト-ペテルブルク」(工場番号01570)
1997年12月26日起工/2004年10月28日進水/2010年4月22日就役


・B-586「クロンシュタット」(工場番号01571)
2005年7月28日起工

・B-587「セヴァストーポリ」(工場番号01572)
2006年11月10日起工

潜水艦「サンクト-ペテルブルク」は、バレンツ海へ移動して試験を実施すると報じられましたが、2012年中には実行されませんでした。
[ラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクはバレンツ海及び白海で試験を行なう]
建造が凍結されていた「ラーダ」級2隻に関しては、昨年(2012年)に複数の関係者から建造再開が表明されました。
[ロシア海軍はラーダ級潜水艦の建造を再開する]
[ラーダ級潜水艦は近い将来にロシア海軍へ就役する]
[ラーダ級潜水艦の建造は2013年に再開される]
[潜水艦ラーダ級2番艦にはリチウムイオン電池、3番艦にはAIPが搭載される]
そして2013年2月13日、ロシア国防省は、建造が凍結されていた「ラーダ」級2隻の建造再開を正式に決定しました。
以前の報道では、「ラーダ」級1番艦「サンクトペテルブルク」は、エンジンなどの不具合が未だに解決されていないと言われていました。
[ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクはバレンツ海での試験を未だ実施していない]
「ラーダ」級「サンクトペテルブルク」のディーゼルエンジン(発電機)28DG

しかし今回の「ロシア兵器輸出公社」総取締役アナトリー・イサイキン氏の発言によれば、水中での最大速力に関する件を除けば、問題は無いという事です。
現在、潜水艦「サンクトペテルブルク」はカリーニングラード地方のバルチースク海軍基地に滞在しており、今度こそ、北方艦隊基地(バレンツ海方面)への移動が実行に移されるようです。


潜水艦「サンクトペテルブルク」は、以前に報じられたように、2012年12月に実施されたベトナム海軍用の潜水艦「ハノイ」(キロ級)の航海試験に同行していたのでしょう。
「ラーダ」級の為の非大気依存発電装置(AIP)は、今年6月に国家試験が行なわれる予定です。
[ロシアの新たな非大気依存発電装置(AIP)は2013年6月に国家試験を行なう]
【ロシア連邦国防省は国家防衛調達へ潜水艦「ラーダ」シリーズの建造を記載する】
モスクワ、2月13日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア連邦国防省は、非核動力潜水艦プロジェクト677(ラーダ)シリーズの建造決定を採択し、国家防衛調達へ記載する。
水曜日、ロシア通信社ノーボスチは、「ロソボロネクスポルト」(ロシア兵器輸出公社)総取締役アナトリー・イサイキン氏より伝えられた。
以前、ロシア連邦海軍総司令官のポストに在ったウラジーミル・ヴィソツキー提督は、プロジェクト677をベースとするロシア初の非大気依存発電装置搭載非核動力潜水艦が2014年に再建造されると表明した。
昨年(2012年)8月、国防省、海軍、統合造船業営団は、2013年から「ラーダ」シリーズ潜水艦の建造を再開する事で合意し、(統合造船業)営団は、今年の国家防衛発注への記載を期待する。
現在、「アドミラルティ造船所」は、非大気依存発電装置の設置が予定されている同プロジェクト潜水艦2隻を起工している。
「アドミラルティ造船所」総取締役アレクサンドル・ブザコフ氏は、非大気依存発電装置が設置される潜水艦は1隻のみであると発表した。
装置の開発は海洋工学中央設計局「ルビーン」の専門技術者により行なわれている。
「今日(2013年2月13日)、ロシア国防省は、これらの潜水艦(ラーダ級2番艦及び3番艦)シリーズを建造する決定を採択しました。
潜水艦の試験運行プログラムが成功裏に実行された事を受け、国家防衛発注による建造資金支出が計画されています」
イサイキン氏は話した。
彼は、潜水艦には、約130の最新の電波電子機器及び艦載機器のサンプルが設置されている事を強調した。
「国家試験においては、全ての特性が海軍の技術目標の課題を満たしました。
水中における最大速力を例外として」
ロソボロネクスポルトのトップは説明した。
彼によると、潜水艦シリーズには、近代化されたエンジンが搭載され、必要な電力を供給する。
「現在、プロジェクト677潜水艦(の1番艦サンクトペテルブルク)は、バルト艦隊主要基地(バルチースク)に在り、試験運用を完了する為、北方艦隊への移動を準備しています」
イサイキン氏は締め括った。
ディーゼルエレクトリック潜水艦プロジェクト677シリーズは、設計主任ユーリー・コルミリツィンにより開発された。
シリーズの特徴は、小型サイズと低騒音の組み合わせ、強力な魚雷及び魚雷ロケット兵器を有する事にある。
潜水艦は、敵の潜水艦、水上艦船の破壊、海軍基地、沿岸、海上連絡路の保護、偵察の為に設計されている。
艦の排水量は1765トン、最大潜航深度350メートル、(水中)速力21ノット、乗員36名、自立行動期間45日、魚雷及びロケット魚雷、対空防衛複合体「イグラ-1M」で武装する。
(2013年2月13日18時54分配信)
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
プロジェクト677「ラーダ」級潜水艦は、これまでに3隻が起工され、1隻が就役しています。
(全てサンクトペテルブルクのアドミラルティ造船所で建造)
・B-585「サンクト-ペテルブルク」(工場番号01570)
1997年12月26日起工/2004年10月28日進水/2010年4月22日就役


・B-586「クロンシュタット」(工場番号01571)
2005年7月28日起工

・B-587「セヴァストーポリ」(工場番号01572)
2006年11月10日起工

潜水艦「サンクト-ペテルブルク」は、バレンツ海へ移動して試験を実施すると報じられましたが、2012年中には実行されませんでした。
[ラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクはバレンツ海及び白海で試験を行なう]
建造が凍結されていた「ラーダ」級2隻に関しては、昨年(2012年)に複数の関係者から建造再開が表明されました。
[ロシア海軍はラーダ級潜水艦の建造を再開する]
[ラーダ級潜水艦は近い将来にロシア海軍へ就役する]
[ラーダ級潜水艦の建造は2013年に再開される]
[潜水艦ラーダ級2番艦にはリチウムイオン電池、3番艦にはAIPが搭載される]
そして2013年2月13日、ロシア国防省は、建造が凍結されていた「ラーダ」級2隻の建造再開を正式に決定しました。
以前の報道では、「ラーダ」級1番艦「サンクトペテルブルク」は、エンジンなどの不具合が未だに解決されていないと言われていました。
[ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクはバレンツ海での試験を未だ実施していない]
「ラーダ」級「サンクトペテルブルク」のディーゼルエンジン(発電機)28DG

しかし今回の「ロシア兵器輸出公社」総取締役アナトリー・イサイキン氏の発言によれば、水中での最大速力に関する件を除けば、問題は無いという事です。
現在、潜水艦「サンクトペテルブルク」はカリーニングラード地方のバルチースク海軍基地に滞在しており、今度こそ、北方艦隊基地(バレンツ海方面)への移動が実行に移されるようです。


潜水艦「サンクトペテルブルク」は、以前に報じられたように、2012年12月に実施されたベトナム海軍用の潜水艦「ハノイ」(キロ級)の航海試験に同行していたのでしょう。
「ラーダ」級の為の非大気依存発電装置(AIP)は、今年6月に国家試験が行なわれる予定です。
[ロシアの新たな非大気依存発電装置(AIP)は2013年6月に国家試験を行なう]
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