3ヶ国が潜水艦アムール-1650への関心を有する
- カテゴリ:プロジェクト677ラーダ潜水艦

『ロシア通信社ノーボスチ』より
【3ヶ国がロシアの最新潜水艦「アムール-1650」への関心を有している】
モスクワ、2月13日-ロシア通信社ノーボスチ
最新非核動力潜水艦「アムール-1650」は、外国の顧客の非常に高い関心を引き起こしており、3ヶ国が既にロシアのプロジェクトに決めている。
水曜日、ロシア通信社ノーボスチは、「ロソボロネクスポルト」(ロシア兵器輸出公社)総取締役アナトリー・イサイキン氏より伝えられた。
「潜水艦アムール-1650に対する外国のユーザーの関心は非常に高いです。
9ヶ国へ近代化プラン及び潜水艦隊の創設に関するロシアのプロジェクトが提案されており、この内の3ヶ国は、既にアムール-1650プロジェクトに決めております」
イサイキン氏は話した。
彼は、海洋工学中央設計局「ルビーン」の手による潜水艦の為の非大気依存発電装置の作成の成功が、同プロジェクトへのユーザーの関心を高める事を示唆した。
非大気依存発電装置付きの潜水艦「アムール-1650」は、潜水艦「スコルペネ」(フランス)、214型(ドイツ)、S-80(スペイン)と共に、6隻の潜水艦を同国海軍の為に118億ドルで購入するインドの競争入札プロジェクト71(I)へ参加している。
競争入札は、2011年9月に発表された。
この入札の完了と結果については未だ報じられていない。
2011年12月中旬、「ロソボロネクスポルト」(ロシア兵器輸出公社)広報サービスは、「アムール-1650」の設計者であるサンクトペテルブルク中央設計局 「ルビーン」が、顧客の条件に合わせて改正したインドへの同艦プロジェクトを提示したと発表した。
ロシアでプロジェクト「アムール-1650」に相当するのは、プロジェクト677「ラーダ」非核動力潜水艦である。
2010年、同プロジェクトのトップ艦である潜水艦「サンクト-ペテルブルク」が、ロシア連邦海軍の編制へ加入した。
(2013年2月13日18時55分配信)
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
プロジェクト667E/アムール-1650
(1997年12月26日起工、2009年1月建造中止、2011年11月に造船台を出渠)



『海洋工学中央設計局ルビーン』公式サイトより
【アムール-1650】

【プロジェクト677】「アムール-1650」のロシア海軍向けヴァージョン

ロシアは、以前からインドに対し、潜水艦「アムール-1650」を提示しています。
[ロシアはインドに対し最新AIP装備の潜水艦アムール-1650を建造する用意がある]
[ルビーン設計局はインド向けの潜水艦アムール-1650にブラーモスを装備する用意がある]
今回の記事によると、「アムール-1650」は9ヶ国へ提示されており、この内の3ヶ国が特に関心を示し、「アムール-1650」の採用をほぼ決めているようです。
「アムール-1650」が提示された9ヶ国が何処の国なのかは明らかにされていませんが、この内の1国がインドである事は間違いありません。
「アムール-1650」へ高い関心を示している(採用をほぼ決定している)3ヶ国が何処の国なのかも説明されていませんが、ここで想起されるのは、昨年(2012年)12月、中国が「アムール-1650」4隻をロシアと共同建造すると報じられた件です。
『ロシアの声』より
2012年12月20日配信
【露中で新型潜水艦の造船】
4隻の「アムール-1650」の内、2隻はロシアの造船所で、もう2隻は中国の造船所で建造する予定であり、本契約は2015年以降に締結されるとの事です。
「アムール-1650」へ高い関心を示している3ヶ国の内の1国が中国である可能性は高いでしょう。
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