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ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは2021年6月に洋上試験を開始する

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『タス通信』より
2021年5月25日9時7分配信
【情報筋:潜水艦「クニャージ・オレグ」は6月初頭に海上へ出て最初の試験を実施する】
モスクワ、5月25日/タス通信

プロジェクト955A(コード名「ボレイ-A」)戦略用途原子力水中ロケット巡洋艦「クニャージ・オレグ」は、6月初頭に海上へ出て最初の試験を実施する。
『タス通信』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「今の計画の下で、クニャージ・オレグは6月初頭に最初の海上での試験へ入ります」
彼は話し、計画は変更される可能性も有る事を説明した。

同プロジェクト潜水艦を建造している生産合同『セヴマシュ』(『統合造船業営団』の一員)は、情報筋からの情報にコメントしなかった。

以前の計画では、プロジェクト955Aロケット艦の最初の生産艦「クニャージ・オレグ」は、今年7月25日に祝われるロシア連邦海軍の日海軍へ加入する事が想定されていた。

『タス通信』の情報提供者は、この出来事は指定時期に発生しないと予測した。
何故なら、潜水艦は工場航行試験及び国家試験プログラムを実行し、特に大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」バレンツ海の水中位置からカムチャツカクラ射爆場の目標への戦闘演習発射を実施する必要が有るからである。

現在、ロシア海軍の戦闘編制には、4隻のプロジェクト955/955Aロケット艦が在る。
「クニャージ・オレグ」に加え、更なる3隻のプロジェクト955A潜水艦『セヴマシュ』で様々な建造段階に在る。
各々の潜水艦は16基の大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」を搭載する。
以前、新聞『クラースナヤ・ズヴェズダー』のインタビューに対し、海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将は、ロシア海軍は2021年末までにプロジェクト「ボレイ-A」戦略用途ロケット水中巡洋艦「クニャージ・オレグ」を受け入れると述べた。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの5番艦「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』(北方機械製造事業)で起工されました。
(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては2番艦)
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]

2016年11月中旬までに強度船体(耐圧殻)の水密試験が完了しました。
(「ボレイ」級は複殻式船体)
[ロシア海軍の為の新世代戦略原潜ボレイ級5番艦クニャージ・オレグの船体(耐圧殻)の水密試験は完了した]

2020年7月16日に『セヴマシュ』造船台から出渠し、進水しました。

[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは進水した]

「クニャージ・オレグ」の洋上試験は、早ければ2021年6月初頭に始まります。

ロシア海軍への引き渡しは2021年に予定されています。
[2021年にロシア海軍へ3隻の原子力潜水艦が就役する]
[ボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは2021年10月にロシア海軍へ就役する]
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