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小型ロケット艦ブーリャとグラードは2021年にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ配備される

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『イズベスチヤ』より
2021年6月1日0時1分配信
【「ブーリャ」と「グラード」を待っている:バルト艦隊へ2隻のロケット艦が増強される】

プロジェクト「カラクルト」及びプロジェクト「ブヤン」小型ロケット艦は、第36旅団の完全な打撃グループへの変換を完了させる。

今年、バルト艦隊へ一度に2隻の小型ロケット艦が補充される。
そこには、プロジェクト22800「ブーリャ」プロジェクト21631「グラード」が加わる。
これらの就役は、第36小型ロケット艦旅団の再武装を事実上完了させ、バルト艦隊は完全な打撃グループを得る。
これらは、広範囲の課題を解決できる~水上及び地上目標の破壊から空中打撃からの重要な施設のカバーまで。
バルト艦隊の増強は、国の境界線の西側の総合的な強化を背景に行なわれる。
国防省のトップ、セルゲイ・ショイグが言ったように、ロシア境界線付近でNATO(北大西洋条約機構)軍の活動が高まったが故に、2021年に西方軍管区で約20の新たな部門及び連合部隊の形成を決定した。

[バルト海の秩序]
『イズベスチヤ』
軍当局の情報提供者が話したように、バルト艦隊への新たな艦の引き渡しスケジュールは既に可決、承認されている。
対談者によると、今年に特別な優先を受けるのはバルト艦隊となる。
このように、年末までに艦隊は2隻の最新小型ロケット艦を同時に受け取る~「ブーリャ」「グラード」

プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦「ブーリャ」は既に建造されており、試験が行なわれる。
これまでに同艦の運命は不確定のままだったと『イズベスチヤ』の情報筋は指摘した。
しかし今、バルト艦隊へ艦を受け入れる根本的な決定が採択された。
それは、今後数ヶ月での加入が計画されている。

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦「グラード」も、同様の配属を受ける。
現在、艦は建造の最終段階に在るが、その乗組員は既に形成され、訓練を行なっている。
「ブヤン」は年末までに艦隊へ加入しなければならない。

5月31日・月曜日、ロシア国防省のトップは、年末までに西方軍管区へ約20の新たな連合部隊と部門が出現すると話した。
国防相によると、これは、ロシア境界線付近で集中的な飛行及び戦闘艦の存在を増加させているNATO諸国の活動への回答である。
「我々の西側の同僚の行動は、世界の安全保障システムを壊し、我々に然るべき対策を強いるものであります。
我々は、常時軍隊の戦闘編制を改善しております」
ショイグ
は話した。

「メディアで公開されたものや、全ての報道がそこへ至るわけでは無いのにも関わらず、我々は、西側の方向でNATOの活動の増加を見ています」
国際連合副事務総長セルゲイ・オルジョニキーゼ『イズベスチヤ』へ話した。
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「それが現れているのは、ロシア境界付近で演習が行なわれているという事だけではありません。
より多くの戦力が、そこへ参加しています。
黒海及びバルト海への戦闘艦の進入は増加しており、例えばアメリカ合衆国のみならず、グレートブリテンもです。
そしてこれらの艦は、黒海から発射されればモスクワまで到達するような行動半径のミサイルで武装しています。
ロシア境界付近には、軽兵器と重兵器が保管されており、大洋を越えるアメリカ軍が使用できます」


バルト海において、小型ロケット艦第36旅団に集中している。
それには、2つの連合部隊が含まれる:第1親衛ロケット艇大隊第106小型ロケット艦大隊

今日において3隻のプロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦が在籍している:「ムィティシ」「ソヴィェツク」「オジンツォボ」
これらは、第36旅団第1親衛大隊で勤務に就いている。
艦は800トンの排水量を有し、その小さい寸法にも関わらず、重大な火力を有している。
その弾薬庫には、有翼ミサイル「カリブル」76.2mm砲AK-176MAが有り、更には対艦ミサイル「オーニクス」を装備できる。
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これらには、行動半径120kmの無人機「オルラン-10」が駐留する。
偵察ドローンは艦の電波位置測定ステーションへもう一度含まれる事は無く、そのお陰により視認されないままである。

昨年、海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将は、バルト艦隊は計6隻の「カラクルト」を受け取ると言い、この内の4隻は、最新の高射ミサイル-砲複合体「パーンツィリ」を装備する。
産業界は合計18隻のプロジェクト22800小型ロケット艦を建造しなければならず、これらは太平洋艦隊バルト艦隊黒海艦隊の間で均等に分割される。

[海だけでは無く]
今日において、第36旅団第106大隊には、2隻の「ブヤン」「ゼリョヌイ・ドル」「セルプホフ」が含まれている。
2016年まで彼らは黒海で勤務に就いていたが、その後、海軍司令部は、これらをバルト海へ移転する決定を下した。

「第36旅団は、我々の艦隊の最も古い編成の1つと見られています」
軍事歴史家ドミトリー・ボルテンコフ『イズベスチヤ』へ話した。
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「それは4隻のプロジェクト12341小型ロケット艦と6隻のロケット艇で構成されています。
ブーリャとグラードにより代替されます。
バルト艦隊へ加われば、この連合部隊で戦闘準備態勢に在るミサイル数は16基増加します。
以前、第36旅団は、敵艦と戦う事が任務であり、火力手段は対艦ミサイルのみでした。
今、連合部隊の新たな艦には、戦略任務が現れています。
バルト海エリアから有翼ミサイルの助力を得れば、ブリテンまでの北ヨーロッパの軍事施設が脅威となる場合、破壊できるようになります」


以前に『イズベスチヤ』が伝えたように、昨年、プロジェクト22800小型ロケット艦「オジンツォボ」プロジェクト21631小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」北極で試験を行なった。
「ゼリョヌイ・ドル」は、内陸水路からネヴァ川、ラドガ湖、白海-バルト運河を通過して白海への演習海域へ到着した。
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近年、ロシアバルト海で防衛を積極的に強化している。
特に、今年にはカリーニングラード近郊への沿岸ミサイル複合体「バスチオン」大隊の配備が計画されている。
それは、600kmの範囲で目標の撃破が可能な超音速対艦ミサイル「オーニクス」で武装する。
このシステムは沿岸および海峡を保護し、更には海軍基地をカバーする為に意図されている。



現在、バルト艦隊には、新旧合わせて16隻の小型ロケット艦/ロケット艇が配備されています。
この内の5隻は、2010年代後半以降に配備された新型艦(プロジェクト21631プロジェクト22800)です。
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[第36ロケット艇旅団]
・第1親衛ロケット艇大隊
プロジェクト1241ロケット艇R-129「クズネツク」、R-257、R-187「ザレチヌイ」、R-291「ディミトロフグラード」、R-293「モルシャンスク」、R-2「チュヴァシヤ」
プロジェクト22800小型ロケット艦「ムィティシ」、「ソヴィェツク」、「オジンツォボ」

・第106小型ロケット艦大隊
プロジェクト12341小型ロケット艦「ズイビ」、「ゲイゼル」、「パッサート」、「リヴェン」
プロジェクト21631小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」、「セルプホフ」


プロジェクト22800小型ロケット艦は、現在までに3隻がバルト艦隊へ配備されていますが、今後、更に3隻が配備されます。
[ロシア海軍バルト艦隊へ6隻のカラクルト級小型ロケット艦が配備される]

プロジェクト21631小型ロケット艦は、現在までに2隻がバルト艦隊へ配備されています。
[ロシア海軍の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドル&セルプホフ近影]


今年(2021年)には、プロジェクト22800小型ロケット艦「ブーリャ」(2016年12月24日起工/2018年10月23日進水)とプロジェクト21631小型ロケット艦「グラード」(2017年4月24日起工)が就役し、バルト艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍の為のカラクルト級小型ロケット艦4番艦ブーリャは進水した]
[ロシア海軍の為のプロジェクト21631小型ロケット艦の10番艦グラードは起工された]
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