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ロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦2隻と小型対潜艦2隻はカムチャツカ沖で演習を行なった

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2021年6月4日7時0分配信
【太平洋艦隊の2個戦術艦グループはカムチャツカ沖で潜水艦の捜索と仮想敵艦へのミサイル打撃へ取り組んだ】

ロシア北東軍集団水域保護連合部隊の2個戦術艦グループは、太平洋で計画戦闘訓練任務へ取り組んだ。

小型ロケット艦「スメルチ」「ラズリーフ」打撃艦グループを構成し、小型対潜艦「ウスチ・イリムスク」「ホルムスク」対潜打撃グループを構成して行動した。

カムチャツカ沖の海上で、乗組員は合同戦術操艦を行ない、演習中に艦同士の安定した連携を確立し、仮想敵空中攻撃手段からの打撃を撃退し、砲撃戦闘を行なった。

対潜艦は仮想敵潜水艦の捜索を実施し、潜水艦の予想行動ルート上への機雷源の敷設演習を行なった。

次に、小型ロケット艦は、仮想敵艦支隊へ合同ミサイル打撃を与える問題へ取り組み、有翼ミサイルの電子発射を実施した。

出航の枠組みで戦術グループは、複合実地ミサイル及び砲射撃を空中及び海上目標へ実施した。

艦の行動は、太平洋艦隊海上航空隊航空機により保障された。



プロジェクト1124小型対潜艦MPK-191は、1982年11月30日に『ハバロフスク造船工場』で起工され、1985年5月7日に進水し、1986年1月7日に就役しました。
当初はサハリンコルサコフ港へ配備されていましたが、ソ連邦解体後にはソヴィエツカヤ・ガヴァ二へ配置換えされました。

1988年1月にインド洋へ派遣され、同年2月から5月までペルシャ湾オマーン湾で民間船の護送任務に従事しました。
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2006年6月1日に「ホルムスク」(369)と命名されました。

2012年にはペトロパブロフスク・カムチャツキーへ配置換えされ、第114水域保護艦旅団第117水域保護艦大隊へ転属しました。

2012年から2015年までウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』でオーバーホールと近代化改装が行なわれました。


プロジェクト1124M小型対潜艦MPK-17は、1990年1月22日に『ハバロフスク造船工場』で起工され、1991年8月28日に進水し、1992年2月11日に就役しました。
当初はルースキー島パリス湾へ配備されていましたが、1996年にはウラジオストク南部のウリス湾へ配置換えされました。

2010年1月16日に「ウスチ・イリムスク」(362)と命名されました。

2015年初頭から2016年3月までウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』でオーバーホールが行なわれました。
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現在は、ウリス湾に駐留する第165水上艦旅団第11水域保護艦大隊に所属しています。


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プロジェクト12341小型ロケット艦「スメルチ」(423)は、1981年11月16日に『ウラジオストク造船工場』で起工され、1984年11月16日に進水し、1985年3月4日に就役しました。

当初はソヴィエツカヤ・ガヴァ二へ配備されていましたが、その後、ペトロパブロフスク・カムチャツキーへ配置替えとなり、北東軍集団第114水域防護艦旅団第66小型ロケット艦大隊へ編入されました。

2017年からペトロパヴロフスク・カムチャツキー『北東修理センター』で近代化改装工事を行ない、対艦ミサイルを、「マラヒート」3連装発射筒2基(ミサイル計6基)から「ウラン」4連装発射筒4基(ミサイル計16基)へ換装しました。
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2019年10月3日に復帰しました。
[近代化改装された小型ロケット艦スメルチはロシア海軍太平洋艦隊へ復帰した]


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プロジェクト12341小型ロケット艦「ラズリーフ」(450)は、1986年11月1日に『ウラジオストク造船工場』で起工され、1991年8月24日に進水し、1992年2月11日に就役しました。

当初はソヴィエツカヤ・ガヴァ二へ配備されていましたが、その後、ペトロパブロフスク・カムチャツキーへ配置替えとなり、北東軍集団第114水域防護艦旅団第66小型ロケット艦大隊へ編入されました。
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