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ロシア海軍の大洋調査船エフゲニー・ゴリグレジャンは係留試験を開始した

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年6月4日15時55分配信
【『ヤンターリ』で大洋調査船「エフゲニー・ゴリグレジャン」の係留試験が始まった】

沿バルト造船工場『ヤンターリ』でプロジェクト02670大洋調査研究船「エフゲニー・ゴリグレジャン」の係留試験が始まった。
6月4日・金曜日、同社広報サービスは発表した。


建造計画に沿って係留試験の活動段階(アクティブ・フェーズ)が行なわれる:機器の始動と調整が続けられる。
船上では、毎日200名以上が働いている。

「船は今年中に御客様へ御引き渡ししなければなりません」
『ヤンターリ』
広報秘書官セルゲイ・ミハイロフは説明した。

プロジェクト02670大洋調査研究船「エフゲニー・ゴリグレジャン」は、プロジェクトB-92海洋曳船MB-305をベースにして2016年に再起工された。
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それは2017年に発注者への引き渡しが計画されていた。
2018年、『Mil.Press FlotProm』の情報筋は、『ヤンターリ』への製品の供給社に問題が有ると述べた。

2020年2月、セルゲイ・ミハイロフは、2018年11月に作業は公式に停止し、2019年中に交渉が行なわれ、2019年に、更なる国家契約の履行に関する発注者との問題が解決した事を認めた。

2020年12月末、船は進水した。

大洋調査船「エフゲニー・ゴリグレジャン」の主な任務は、水中での技術的作業、海洋での環境モニタリング、海底での海洋調査、海上で捜索・救助部隊へ支援を与える事に在る。
船は水中救助装置を受け入れる事が出来る。
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大洋調査船の排水量は4000トン、自立航行期間30日、乗組員32名+探検要員25名。
船は中央海洋設計局『アルマーズ』(『統合造船業営団』へ加入)により開発された。



プロジェクトB92海上弾薬輸送船「イグラ」は、ポーランドシュチェチン造船社で1982年12月10日に起工され、1983年4月9日に進水し、1983年11月3日に就役し、北方艦隊へ配備されました。
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2008年に海洋曳船MB-305としてバルト艦隊へ転属しました。
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2016年3月19日、大洋調査研究船へ改造される事になり、カリーニングラード造船工場『ヤンターリ』においてプロジェクト02670「エフゲニー・ゴリグレジャン」として再起工されました。


2020年12月25日に進水しました。
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2021年6月4日に造船所の岸壁で係留試験が始まりました。

「エフゲニー・ゴリグレジャン」ロシア海軍への引き渡しは2021年末に予定されています。
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