ロシア海軍黒海艦隊の対水中工作艇パーヴェル・シラーエフと海洋曳船セルゲイ・バルクは地中海東部へ向かった
- カテゴリ:地中海情勢(2021年)


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア黒海地域情報供給部(セヴァストーポリ市)発表
2021年6月9日8時45分配信
【黒海艦隊の対水中工作艇「パーヴェル・シラーエフ」と海洋曳船「セルゲイ・バルク」はボスポラス及びダーダネルス海峡を通行する】
黒海艦隊の対水中工作艇「パーヴェル・シラーエフ」と海洋曳船「セルゲイ・バルク」は、ボスポラス及びダーダネルス海峡の通行を行なっている。
艦船支隊はセヴァストーポリから地中海への計画移動を行ない、艦船部隊の計画ローテーションに沿って遠海ゾーンのロシア海軍常設グループへ加わる。
プロジェクト23470海洋曳船「セルゲイ・バルク」は、ロシア内陸部の『ヤロスラヴリ造船工場』で2014年10月30日に起工され、2016年12月27日に進水し、2020年2月21日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[新型海洋曳船セルゲイ・バルクはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
2020年6月25日にボスポラス海峡を南下し、その後、地中海へ行きました。


2020年8月17日にボスポラス海峡を北上し、その後にセヴァストーポリへ帰投しました。
2021年3月18日にボスポラス海峡を南下し、その後、地中海東部へ行きました。

2021年5月31日にボスポラス海峡を北上し、その後にセヴァストーポリへ帰投しました。

プロジェクト21980対水中工作艇P-433は、ロシア内陸部の『ゼレノドリスク造船工場』で2015年1月12日に起工され、2017年に進水し、2017年9月16日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
2018年5月23日にダーダネルス、ボスポラス海峡を通過し、シリアのタルトゥース港へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ニコライ・フィリチェンコフと対水中工作艇P-433はシリアのタルトゥースへ向かった]
5月27日にタルトゥース港へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の対水中工作艇P-433はシリアへ到着した]
2018年9月末にセヴァストーポリへ帰投しました。
2020年12月に「パーヴェル・シラーエフ」と命名されました。
2021年6月9日、「セルゲイ・バルク」と「パーヴェル・シラーエフ」はボスポラス海峡を南下、地中海東部へ向かいました。
「パーヴェル・シラーエフ」は、3年ぶりにタルトゥース港の警備任務へ就きます。
現在、地中海東部(シリア沖を含む)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。
[黒海艦隊]
潜水艦「スタールイ・オスコル」:2020年12月下旬から地中海東部に滞在
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」:2021年3月中旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」:2021年5月初頭から地中海東部に滞在
哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」:2021年5月下旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」:2021年3月初頭から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「コヴロヴェツ」:2021年5月上旬から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「イマン」:2021年3月上旬から地中海東部に滞在
救助曳船「シャフテル」:2021年5月上旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「クルサント・キロヴェツ」:2020年10月中旬から地中海東部に滞在
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