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ロシア海軍太平洋艦隊は太平洋中央部で演習を行なう


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2021年6月10日11時30分配信
【太平洋中央部で太平洋艦隊の多種戦力作戦演習が実施される】

太平洋中央部太平洋艦隊の多種戦力作戦演習が実施される。
活動は、2021年の太平洋艦隊の部隊の軍指揮組織の準備計画に沿って行なわれる。

艦隊の戦術艦グループは、駐留所及び当直へ就く海域から約4000キロメートル離れた場所への移動を行ない、指定海域へのグループ配置を行なった。

遠海ゾーンでの演習には、艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、誘導ミサイル兵器を装備するフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、コルベット「グロームキー」、「ソヴェルシェーンヌイ」、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」、複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」、更には物資-技術支援船を含む20隻の水上戦闘艦、潜水艦、支援船が参加する。

更に演習には、遠距離対潜航空機Tu-142M3高空迎撃戦闘機MiG-31BMと他のロシア航空宇宙軍航空機を含む約20機の飛行装置が関わる。

演習の枠組みで、駐留所から著しく離れた場所での多種戦力グループの統制、海上(大洋)交通線の保護及び防衛、更には仮想敵の潜水艦及び艦グループを捜索、追跡する際の艦及び航空隊の作戦グループの組織的な連携の課題へ取り組む。

太平洋中央部での多種戦力作戦演習の総指揮は、太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴァキャンツ大将が執る。



2021年5月1日、ロシア太平洋艦隊の4隻の水上戦闘艦~ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(011、1990年1月7日就役)、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」(543、1986年2月2日就役/2021年4月27日再就役)、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」(333、2017年7月20日就役)と「グロームキー」(335、2018年12月25日就役)は、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」(1978年10月30日就役)と共に遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、フリゲート マルシャル・シャーポシニコフ、コルベット ソヴェルシェーンヌイ、グロームキー、大型海洋給油船ボリス・ブトマは東南アジアへの遠距離航海へ出発した]

5月5日に対馬海峡を南下し、東シナ海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2021年5月6日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

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「ボリス・ブトマ」は、5月15日にベトナムカムラン港へ入港しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の大型海洋給油船ボリス・ブトマはベトナムのカムラン港を訪れた]

5月19日にカムラン港から出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型海洋給油船ボリス・ブトマはベトナムのカムラン港を去った]

5月22日にフィリピンマニラ港へ入港しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の大型海洋給油船ボリス・ブトマはフィリピンのマニラ港を訪れた]

5月25日にマニラ港から出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型海洋給油船ボリス・ブトマはフィリピンのマニラ港を去った]


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「ワリャーグ」「マルシャル・シャーポシニコフ」は、5月28日に太平洋上で対空戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグとフリゲート マルシャル・シャーポシニコフは太平洋上で対空戦闘訓練を実施した]

一方、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」及び「グロームキー」は、5月29日にフィリピン海で砲撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット ソヴェルシェーンヌイとグロームキーはフィリピン海で砲撃訓練を実施した]
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その後、これらの艦船は太平洋中央部へ集結し、更に複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」(1990年2月23日就役)、コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」(2020年12月25日就役)、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(1992年5月1日就役)、病院船「イルティシュ」(1990年8月10日就役)なども合流し、演習を行なう事になりました。
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