ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"は進水を準備する

『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年6月10日10時52分配信
【コルベット「リェーズキー」は『アムール造船工場』の作業場からの出渠を準備している】
『アムール造船工場』の専門家は、プロジェクト20380コルベット「リェーズキー」の造船作業台からの出渠を準備している。
同社広報サービスが説明したように、艦の建造の次なる段階は、艤装桟橋で続行される。
「受注品の船体は最終的に形成され、完全に塗装され、発注者へその水中部分が提示されました」
受注品の建造補佐官ラジデン・バラタシビリは述べた。
「艦へのシャフトライン及びディーゼルユニットの事前据え付けが完了し、艦が艤装岸壁へ置かれた後、水上で最終据え付けが行なわれます。
同時に、建造業者は塔-マスト複合体の据え付けに着手します。
操舵装置の据え付け作業の為の建造証明書は閉じられました。
ピッチングスタビライザーが取り付けられました。
水中音響ステーションのブロックモジュールの据え付けは終わりました」
コルベットの艤装段階への移行準備において、ケーブルのはんだ付けを含む電気設備の設置が続いている。
艦の勤務及び居住室の形成作業が進められており、機器及び家具がキャビンに設置されていると『アムール造船工場』広報サービスは付け加えた。
コルベット「リェーズキー」は、『アムール造船工場』が太平洋艦隊の為に建造する第4のプロジェクト20380コルベットである。
それは2016年に起工され、海軍への引き渡しは2021年に予定されている。
プロジェクト20380コルベットの全長は100メートル以上、排水量2220トン。
それは4000海里の距離を航行できる。
兵装は、対艦ミサイル複合体「ウラン」、高射ミサイル複合体「リドゥート」、魚雷及び強力な弾薬、電波位置測定機器及び電波電子機器、100mm砲装置A-190、大口径機関砲及び擲弾発射機である。

現在、ロシア極東方面のコムソモリスク・ナ・アムーレ市の『アムール造船工場』では、太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベットの建造が進められています。
1隻目の「ソヴェルシェーンヌイ」(333、2006年6月30日起工、2015年5月22日進水)は、2017年7月20日に就役しました。

[コムソモリスク・ナ・アムーレで建造された最初の新世代コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
2隻目の「グロームキー」(335、2012年4月20日起工、2017年7月28日進水)は、2018年12月25日に就役しました。

[プロジェクト20380コルベット"グロームキー"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
3隻目の「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」(339、2015年7月22日起工、2019年9月12日進水)は、2020年12月25日に就役しました。

[プロジェクト20380コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊に編入された]
4隻目の「リェーズキー」は、2016年7月1日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"はコムソモリスク・ナ・アムーレ造船所で起工された]
現在、進水の準備が進められています。
『アムール造船工場』では、コルベットの進水式典でシャンパンを割る役目を担う「コルベットの花嫁」を同社の女性職員から選定していますが、「リェーズキー」の「花嫁」には、工場のコルベット試運転チームの一員であるクセニア・ザヴゴロドネワが選ばれました。


「リェーズキー」の就役は2021年に予定されています。
[最新コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は2020年、"リェーズキー"は2021年にロシア海軍へ就役する]
今後、『アムール造船工場』では、太平洋艦隊向けとして、更にプロジェクト20380コルベット2隻とプロジェクト20385コルベット4隻が建造されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の4隻のプロジェクト20385コルベットと2隻のプロジェクト20380コルベットの建造契約が締結された]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型コルベット"グローズヌイ"と"ブーイヌイ"が起工される]
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