ロシア海軍北方艦隊のナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で対空戦闘訓練を実施した
- カテゴリ:ロシア北方艦隊(2020年-)
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年6月10日18時20分配信
【バレンツ海で北方艦隊多種部隊は仮想敵の大規模空中攻撃を撃退した】
バレンツ海で月曜日に始まった北方艦隊の多種戦力の双務テスト戦術演習の枠組みで、艦グループは仮想敵の大規模空中攻撃を撃退し、8基の有翼ミサイルを撃破した。
演習は数段階で行なわれた。
最初の段階は、打撃艦グループを構成して行動する重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」とロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」へのコースを進む高速空中目標の進路を追尾する任務であった。
空中目標は、北方艦隊の航空・防空連合部隊の前線爆撃機Su-24のペアにより投下された。
次の段階では、ロケット巡洋艦のミサイル-砲撃戦闘部門の戦闘班は、艦グループへのコースを進む有翼ミサイルを撃破する必要が有った。
これは、実際の目標への砲及びミサイル兵器の戦闘使用を伴う艦グループの組織的対空防衛計画として水上艦の乗組員の戦闘演習の困難な実地要素の1つである。
その後、模擬空中目標として、小型固体燃料ロケット「サマン」が発射された。

艦グループへのこのロケットの射撃は、コラ多種戦力小艦隊の小型ロケット艦「ラッスヴェート」及び小型対潜艦「ブレスト」及び「スネシュノゴルスク」からも行なわれた。
合計してグループへ8基のロケット標的が発射され、ロケット巡洋艦の砲複合体AK-130及びAK-630と、高射ミサイル複合体「キンジャール」及び「オサー-MA」により成功裏に撃破された。
空中目標を撃破する為の実地射撃は、更に小型対潜艦「ブレスト」及び「スネシュノゴルスク」で構成される捜索打撃艦グループからも実施された。
対潜艦の乗組員は、高射ミサイル複合体「オサー-MA」、更に砲装置AK-176及びAK-630の空中目標~対潜航空機Il-38により投下された照明航空爆弾~への射撃を実施した。
この戦闘訓練もまた、成功裏に実施された。
ロシア連邦の北極の境界を海上方向の脅威から防護する演習へ参加する北方艦隊の部隊は、近い内に対潜防衛の為の一連のテスト活動を行なう。
現在、北方艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将の総指揮下で行なわれる北方艦隊の多種戦力の双務テスト戦術演習の枠組みにおいて、沿岸部隊の将兵、20隻以上の戦闘艦及び潜水艦、約10機の航空機とヘリコプターが関わっている。
ロシア北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)は、2021年4月18日に就役23周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは就役23周年を迎えた]
2021年5月21日、北方艦隊の演習へ参加する為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは演習を行なう為にバレンツ海へ出航した]
演習は5月24日に終了しました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で演習を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海で戦術演習を行なった]
5月28日、演習を行なう為に再びバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で演習を行なう]
ロシア北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(1986年11月5日就役)は、2011年6月からセヴェロドヴィンスク市の艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』で近代化改装を開始し、2016年12月末に工事と洋上試験を終えて艦隊へ復帰しました。
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは近代化改装を終えて北方艦隊へ復帰した]
最近では、2021年1月28日に各種戦闘訓練を行なう為、バレンツ海へ出航しています。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で演習を行なう]
2月1日には130mm連装砲による砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で130mm連装砲を発射した]
その後、一旦セヴェロモルスク基地へ戻り、2月9日に再びバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で戦闘訓練を行なう]
2月16日には、対潜哨戒機Il-38と合同で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なった]
その後、セヴェロモルスク基地へ戻っていましたが、3月3日にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは戦闘訓練を行なう為にバレンツ海へ出航した]
2021年6月1日(北方艦隊の創設記念日)、「ピョートル・ヴェリキー」と「マルシャル・ウスチーノフ」は、各種戦闘訓練を行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で戦闘訓練を開始した]
6月4日には北方艦隊航空隊の航空機(おそらくは遠距離対潜哨戒機Tu-142)からデータを受け取り、ミサイル(おそらくは長距離対艦ミサイル)と艦砲(おそらくは130mm2連装砲AK-130)の模擬発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で戦闘訓練を続けている]
その後、一旦セヴェロモルスクへ戻ったようです。
2021年6月7日、北方艦隊の戦術演習が始まりました。
6月8日には、コラ多種戦力小艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」、小型対潜艦「ユンガ」、「ブレスト」、「スネシュノゴルスク」、白海海軍基地の小型対潜艦「オネガ」、「ナリヤン-マル」がバレンツ海へ展開し、潜水艦の捜索訓練を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年6月8日23時30分配信
【北方艦隊の多種戦力演習の枠組みでバレンツ海へ捜索打撃艦グループが展開した】
6月9日、「ピョートル・ヴェリキー」と「マルシャル・ウスチーノフ」も、この演習へ参加する為に出航しました。
[ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはロシア海軍北方艦隊の戦術演習へ参加する]
6月10日には対空戦闘訓練を実施し、8基のミサイル標的「サマン」を高射ミサイル複合体「キンジャール」(ピョートル・ヴェリキー)及び「オサー-MA」(マルシャル・ウスチーノフ)、そして130mm連装砲及び30mm6銃身機関砲により撃墜しました。
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