ロシア海軍北方艦隊のバレンツ海戦術演習は完了した
- カテゴリ:ロシア北方艦隊(2020年-)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年6月11日16時30分配信
【北極のロシア海上境界線防護の為の北方艦隊多種部隊のバレンツ海での演習は完了した】
夏季訓練期間の戦闘訓練計画に沿ったロシア連邦の北極の境界を海上方向の脅威から防護する北方艦隊の多種戦力の双務テスト戦術演習は完了した。
ロシア連邦英雄・北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ大将は結果を評価し、全ての指示された任務は成功裏に果たされた事を指摘した。
実行された全ての戦闘訓練活動のより詳細な分析は、近い内に行なわれる。
6月7日・月曜日に始まった演習中、次の事が評価された:部隊を統制する本部士官の実地技量、敵艦グループに対抗する戦術的な動作及び方法、海岸での組織的防衛、海上交通線の防護及びロシア連邦海上経済ゾーンの安全保障。
演習の主要及び最終段階は、多種戦力艦グループの乗組員による戦闘射撃の実施となった。
8個戦術艦グループ、20隻以上の戦闘艦及び潜水艦、約10機の航空機とヘリコプター、2200名以上の将兵が関わった演習中、17回のテスト戦闘訓練活動が実施された。
この内の7回は、戦闘訓練の種類に関する海軍総司令官の表彰へ推挙される。
現在、演習に参加した部隊は、撤収段階へ着手し、駐留所へ戻る。
艦上から双務テスト戦術演習の統制を行なった北方艦隊旗艦・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、既に北方艦隊主要基地~セヴェロモルスクへ入った。
ロシア北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)は、2021年4月18日に就役23周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは就役23周年を迎えた]
2021年5月21日、北方艦隊の演習へ参加する為にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは演習を行なう為にバレンツ海へ出航した]
演習は5月24日に終了しました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で演習を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海で戦術演習を行なった]
5月28日、演習を行なう為に再びバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で演習を行なう]
ロシア北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(1986年11月5日就役)は、2011年6月からセヴェロドヴィンスク市の艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』で近代化改装を開始し、2016年12月末に工事と洋上試験を終えて艦隊へ復帰しました。
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは近代化改装を終えて北方艦隊へ復帰した]
最近では、2021年1月28日に各種戦闘訓練を行なう為、バレンツ海へ出航しています。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で演習を行なう]
2月1日には130mm連装砲による砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で130mm連装砲を発射した]
その後、一旦セヴェロモルスク基地へ戻り、2月9日に再びバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で戦闘訓練を行なう]
2月16日には、対潜哨戒機Il-38と合同で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なった]
その後、セヴェロモルスク基地へ戻っていましたが、3月3日にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは戦闘訓練を行なう為にバレンツ海へ出航した]
2021年6月1日(北方艦隊の創設記念日)、「ピョートル・ヴェリキー」と「マルシャル・ウスチーノフ」は、各種戦闘訓練を行なう為、バレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で戦闘訓練を開始した]
6月4日には北方艦隊航空隊の航空機(おそらくは遠距離対潜哨戒機Tu-142)からデータを受け取り、ミサイル(おそらくは長距離対艦ミサイル)と艦砲(おそらくは130mm2連装砲AK-130)の模擬発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で戦闘訓練を続けている]
その後、一旦セヴェロモルスクへ戻ったようです。
2021年6月7日、北方艦隊の戦術演習が始まりました。
6月8日には、コラ多種戦力小艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」、小型対潜艦「ユンガ」、「ブレスト」、「スネシュノゴルスク」、白海海軍基地の小型対潜艦「オネガ」、「ナリヤン-マル」がバレンツ海へ展開し、潜水艦の捜索訓練を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年6月8日23時30分配信
【北方艦隊の多種戦力演習の枠組みでバレンツ海へ捜索打撃艦グループが展開した】
6月9日、「ピョートル・ヴェリキー」と「マルシャル・ウスチーノフ」も、この演習へ参加する為に出航しました。
[ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはロシア海軍北方艦隊の戦術演習へ参加する]
6月10日には対空戦闘訓練を実施し、8基のミサイル標的「サマン」を高射ミサイル複合体「キンジャール」(ピョートル・ヴェリキー)及び「オサー-MA」(マルシャル・ウスチーノフ)、そして130mm連装砲及び30mm6銃身機関砲により撃墜しました。
[ロシア海軍北方艦隊のナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で対空戦闘訓練を実施した]
6月11日にはコラ多種戦力小艦隊の小型対潜艦「ユンガ」、「ブレスト」、「スネシュノゴルスク」による対潜戦闘訓練が実施されました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年6月11日17時30分配信
【バレンツ海での北方艦隊多種戦力グループの演習中に一連の対潜防衛テスト活動が実施された】
これで北方艦隊の戦術演習は完了し、参加部隊は母港への帰路に就きました。
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