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ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は太平洋中央部の演習へ参加した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2021年6月15日7時30分配信
【太平洋中央部で行なわれている太平洋艦隊多種戦力作戦演習の枠組みで、駐留所から離れて行動する多種グループの統制の問題へ取り組んだ】

演習計画に沿って、艦グループ海上航空隊と協同で対潜任務を処理し続けている。

特に、戦術グループを構成して行動している作戦連合部隊及び支援船の対潜保護を行ない、仮想敵潜水艦の捜索及び追跡の任務へ取り組んだ。
この目的で、水上艦艦底水中音響ステーション曳航式水中音響ステーションヘリコプター降下式水中音響ステーションが複合使用された。
艦上対潜ヘリコプターKa-27は、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、コルベット「グロームキー」、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」で活動した。

水上艦は実地行動中に遠距離対潜航空隊と連携した。
本日(6月15日)、カムチャツカエリゾヴォ飛行場から離陸した太平洋艦隊海上航空隊の3機の遠距離対潜航空機Tu-142M3は、距離約5000キロメートルの演習実施会期への飛行を行ない、用途上の任務を遂行し、駐留飛行場へ戻った。
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航空機は12時間空中に滞在した。
近隣ゾーンで対潜航空機には高空戦闘機MiG-31BMが同行した。

ロシア艦グループの行動は、外国海軍の大いなる関心を引き起こしている。

遠海ゾーンにおける艦隊の多種戦力作戦演習は、太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴァキャンツ大将総指揮の下、2021年の太平洋艦隊の部隊の軍指揮組織の準備計画に沿って行なわれる。
それには太平洋艦隊の20隻以上の水上艦、潜水艦、支援船が関わっている。



2021年5月1日、ロシア太平洋艦隊の4隻の水上戦闘艦~ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(011、1990年1月7日就役)、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」(543、1986年2月2日就役/2021年4月27日再就役)、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」(333、2017年7月20日就役)と「グロームキー」(335、2018年12月25日就役)は、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」(1978年10月30日就役)と共に遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、フリゲート マルシャル・シャーポシニコフ、コルベット ソヴェルシェーンヌイ、グロームキー、大型海洋給油船ボリス・ブトマは東南アジアへの遠距離航海へ出発した]

5月5日に対馬海峡を南下し、東シナ海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2021年5月6日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

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「ボリス・ブトマ」は、5月15日にベトナムカムラン港へ入港しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の大型海洋給油船ボリス・ブトマはベトナムのカムラン港を訪れた]

5月19日にカムラン港から出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型海洋給油船ボリス・ブトマはベトナムのカムラン港を去った]

5月22日にフィリピンマニラ港へ入港しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の大型海洋給油船ボリス・ブトマはフィリピンのマニラ港を訪れた]

5月25日にマニラ港から出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型海洋給油船ボリス・ブトマはフィリピンのマニラ港を去った]


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「ワリャーグ」「マルシャル・シャーポシニコフ」は、5月28日に太平洋上で対空戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグとフリゲート マルシャル・シャーポシニコフは太平洋上で対空戦闘訓練を実施した]

一方、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」及び「グロームキー」は、5月29日にフィリピン海で砲撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット ソヴェルシェーンヌイとグロームキーはフィリピン海で砲撃訓練を実施した]
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その後、これらの艦船は太平洋中央部へ集結し、更に複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」(1990年2月23日就役)、コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」(2020年12月25日就役)、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(1992年5月1日就役)、病院船「イルティシュ」(1990年8月10日就役)なども合流し、演習を行なう事になりました。

[ロシア海軍太平洋艦隊は太平洋中央部で演習を行なう]

6月13日には、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、コルベット「グロームキー」、「ソヴェルシェーンヌイ」、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」などが参加する潜水艦の捜索・追尾訓練が実施されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊は太平洋中央部で潜水艦の捜索演習を実施した]

6月15日には、カーメニ・ルチェイ(マンゴフト)飛行場に駐留する遠距離対潜哨戒機Tu-142M3カムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場へ進出し、太平洋中央部まで飛行し、演習へ参加しました。

カーメニ・ルチェイ(マンゴフト)飛行場
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エリゾヴォ飛行場
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