最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは2021年に6回の洋上試験を行ない、2021年末にロシア海軍へ就役する

『タス通信』より
2021年6月23日15時47分配信
【水中ロケット艦「クニャージ・オレグ」は試験の為に6回の海上への出航を行なう】
サンクトペテルブルク、6月23日/タス通信
プロジェクト955A(コード名「ボレイ-A」)戦略用途原子力水中ロケット巡洋艦の最初の生産艦「クニャージ・オレグ」は、工場試験及び国家試験の中で少なくとも6回の海上への出航を行なう。
『タス通信』は国際海軍サロン(IMDS-2021)の控室で造船分野の情報提供者より伝えられた。
「試験中、少なくとも6回の海上への出航が行なわれます」
彼は話した。
同プロジェクト潜水艦を建造している生産合同『セヴマシュ』(『統合造船業営団』の一員)は、情報筋からの情報にコメントしなかった。
6月17日、最初の試験の為に白海へ出航したと伝えられた。
現在、「クニャージ・オレグ」は海上から戻っている。
「海上への出航が成功した場合、原子力艦の御客様への御引き渡しは2021年末になるでしょう」
対談者は話した。
彼によると、工場試験の枠組みで4回の海上への出航が計画されており、更なる2回は、2021年11月に決められている大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射を伴う国家試験である。
現在、ロシア海軍の戦闘編制には、4隻のプロジェクト955/955Aロケット艦が在る。
「クニャージ・オレグ」に加え、更なる3隻のプロジェクト955A潜水艦が『セヴマシュ』で様々な建造段階に在る。
各々の潜水艦は16基の大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」を搭載する。
ロシア海軍の第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの5番艦「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』(北方機械製造事業)で起工されました。
(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては2番艦)
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]
2016年11月中旬までに強度船体(耐圧殻)の水密試験が完了しました。
(「ボレイ」級は複殻式船体)
[ロシア海軍の為の新世代戦略原潜ボレイ級5番艦クニャージ・オレグの船体(耐圧殻)の水密試験は完了した]
2020年7月16日に『セヴマシュ』造船台から出渠し、進水しました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは進水した]

進水後は『セヴマシュ』の岸壁で艤装工事が行なわれ、2021年5月30日に白海へ出航し、洋上試験を開始しました。

[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは洋上試験を開始した]
6月17日にセヴェロドヴィンスクへ帰投しました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは最初の洋上試験を終えてセヴェロドヴィンスクへ帰投した]
「クニャージ・オレグ」は、洋上試験の為に計6回の出航が予定されており、この内の4回は工場航行試験、2回は国家試験です。
国家試験中の2021年11月には弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験が行なわれます。
「クニャージ・オレグ」のロシア海軍への引き渡しは、2021年末に予定されています。
[2021年にロシア海軍へ3隻の原子力潜水艦が就役する]
- 関連記事
-
- 新世代戦略用途原子力水中巡洋艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は2023年末にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ配備される
- ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグ、弾道ミサイル"ブラヴァー"発射(2021年10月21日)
- 最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは2021年に6回の洋上試験を行ない、2021年末にロシア海軍へ就役する
- ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは最初の洋上試験を終えてセヴェロドヴィンスクへ帰投した
- ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは洋上試験を開始した
スポンサーサイト