イギリス海軍駆逐艦ディフェンダーのロシア領海侵犯事件・続報
- カテゴリ:ロシア海軍ニュース
『タス通信』より
2021年6月24日1時18分配信
【国防省はロシア国境を侵犯したブリテン駆逐艦を追跡する動画を示した】
モスクワ、6月23日/タス通信
ロシア国防省は、水曜日にフィオレント岬海域のロシア国境を侵犯したグレートブリテン海軍の駆逐艦「ディフェンダー」の移動コース上への警告射撃の前の航空機及び無人機からの映像を示した。
動画の映像では、駆逐艦がどのように海上を進んだのかが示されている。
無人機からの動画では、更に、戦闘機Su-30SM及び爆撃機Su-24Mによる空中からの駆逐艦の追跡も観察できる。



水曜日、ロシア国防省は、ブリテンの駆逐艦「ディフェンダー」がクリミアのフィオレント岬海域のロシア連邦領海へ侵入したと発表した。
ロシア軍と境界線警備隊は、駆逐艦の移動コース上への警告射撃を開始し、その後、それはロシア連邦の領海の境界より去った。
国防省は、ブリテン艦の乗組員の行動は、海洋法規に関する国際連合の協定の重大な違反であると言った。
ブリテン側は、駆逐艦は「ウクライナ領海の無害通航」を行なったなどと言い張っている。
彼らの言い分では、ロシア軍は艦の方向へ発砲しておらず「射撃演習を実施した」との事である。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2021年6月23日19時53分配信
【BBC:ブリテン駆逐艦はロシア国境を意図的に侵犯した】
モスクワ、6月23日/ロシア通信社ノーボスチ
ブリテンの駆逐艦「ディフェンダー」の艦上に居たBBC特派員ジョナサン・ビルは、艦が意図的にクリミア沖のロシア領海を侵犯した事を確認した。
事件の際に艦上で録音された音声は、テレビ・ラジオ局のサイトで公表された。
「HMSディフェンダーは、半島から約12マイル離れたクリミアの領海を進み続け、私共は海岸を見ました」
彼は話した。
録音された音声においては、航空機の飛行音を聞く事が出来る。
後に特派員は、ロシア軍がブリテン艦の乗組員へ無線通信で数回警告した事を認めた。
メッセージの1つでは、こう言っている。
「貴方達が進路を変更しない場合、私達は射撃します」
ディフェンダーがクリミアの南端へ接近した時、駆逐艦の乗組員は既に戦闘部署へ就き、艦の兵器システムの準備は整っていた事をビルは明らかにした。
「これは、ロシアに対し、我々の立場を示す為の意図的な措置でした」
彼は話した。
記者によると、王立海軍の駆逐艦の上空を、約20機のロシアの戦闘機が飛行した。
彼は更に、射撃音を聞いた事を指摘した。
このように、ビルの談話は、艦が「ウクライナ領海の無害通航を行ない、それに対し誰も発砲しなかった」などというブリテン当局の声明を論破するものである。
以前、国防省は、ブリテンの駆逐艦「ディフェンダー」がクリミアのフィオレント岬海域の国境を侵犯したと発表した。
軍は警告の砲火を開き、NATO艦の進路上に4発の航空爆弾を投下した。
その後、「ディフェンダー」はロシア境界線を去った。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊とロシア国境警備隊は領海侵犯したイギリス海軍の駆逐艦ディフェンダーへの警告爆撃(射撃)を実施した]
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