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ロシア首相ミシュスティンはスーダン領内へのロシア海軍駐留所の設置に関するロシアとスーダンの合意の批准文書へ署名した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2021年6月25日13時18分配信
【ミシュスティンはスーダンの海軍基地に関する合意の批准文書へ署名した】
モスクワ、6月25日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦首相ミハイル・ミシュスティンは、ロシア海軍の供給所作成に関するスーダンとの合意の批准を提出する法令文書へ署名した。
対応する文書は、法律情報の公式ポータルサイトで公開されている。

「ロシア連邦大統領へ提示し、承認を受け、ロシア連邦議会の国家院へ批准を提出する為のスーダン共和国領内へロシア連邦海軍物資-技術サービス供給所を作成するロシア連邦とスーダン共和国間の合意。
2019年7月23日にハルツームで、2020年12月1日にモスクワへ署名」

文書では、こう述べられている。

スーダンロシア海軍の拠点を作成する合意は、2020年11月に知られるようになり、文書によれば、海軍拠点で作業を行なうロシア側の部隊と手段の要員は、最大300名を超えない。



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2020年12月初頭、ロシアスーダンは、スーダン領内へのロシア海軍の補給基地の建設に合意しました。
[ロシアはスーダンへ海軍駐留所を建設する]
[ロシアとスーダンはスーダン領内への海軍駐留所の設置へ合意した]

これは要するに、シリアタルトゥースに在るロシア海軍第720物資-技術サービス供給所(1971年設立)と同じようなものをスーダンにも作るという事です。
[2022年にシリアのタルトゥース港へ浮きドックが設置される]
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合意の締結後、スーダンにはロシア海軍の艦が度々寄港しています。

2021年2月28日には黒海艦隊フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」ポートスーダンへ寄港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"はスーダンを訪問した]


2021年3月中旬にはバルト艦隊コルベット「ストイーキー」ポートスーダンへ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"はスーダンを訪れた]

2021年4月10日には黒海艦隊偵察艦「イワン・フルス」ポートスーダンへ寄港しました。
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【『Asian OSINT』の2021年4月11日のツイート】

2021年4月27日にはバルト艦隊偵察艦SSV-231「ワシーリー・タチシチェフ」ポートスーダンへ寄港しました。
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2021年5月4日には黒海艦隊水上修理所(工作船)PM-138ポートスーダンへ寄港しました。
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2021年4月末、アラブ首長国連邦ドバイ放送局『アル=アラビーヤ』は、スーダン領内へのロシア海軍の補給基地の建設に関する合意が凍結されていると報じました。

これに対しスーダンロシア大使館は、そのような報道は事実に対応していない(=デマである)と反論しました。
[スーダン領内へのロシア海軍駐留所の設置に関するロシアとスーダンの合意は凍結されていない]
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