ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部で対空防衛演習を実施した
- カテゴリ:地中海情勢(2021年)
『タス通信』より
2021年6月28日11時1分配信
【ロシア連邦海軍の艦は地中海の演習で仮想敵の攻撃を撃退した】
モスクワ、6月28日/タス通信
ロケット巡洋艦「モスクワ」、フリゲート「アドミラル・エッセン」及び「アドミラル・マカロフ」を含むロシア海軍の5隻の艦の乗組員は、仮想敵の攻撃を撃退し、地中海の対空防衛部隊の訓練を実施した。
ロシア連邦国防省は報道機関へ伝えた。

「地中海東部で6月25日に始まった地中海のロシア海軍常設作戦連合部隊とロシア航空宇宙軍航空隊の合同演習中、艦の乗組員は仮想敵空中攻撃手段を撃退する課題へ取り組み、対空防衛部隊の訓練を実施しました。
対空防衛班は、敵空中攻撃手段を撃退する実用技量を向上させました」
軍当局は話した。
演習計画の下、艦と合同で潜水艦「スタールイ・オスコル」及び「ロストフ・ナ・ドヌー」、更には対潜航空機Tu-142MK、Il-38、遠距離爆撃機Tu-22M3と航空機MiG-31Kは、フマイミーン航空基地とタルトゥース(シリア)のロシア海軍物資-技術サービス供給所の安全を保障する戦闘演習任務を遂行した。
[戦闘機MiG-31]
極超音速ミサイル「キンジャール」で武装する戦闘機MiG-31Kと遠距離爆撃機Tu-22M3は、地中海東部の演習中、戦闘機Su-35及びSu-34が同行する練習飛行を行なった。
「合同演習の枠組みで、複合体キンジャールを構成する最新の極超音速ミサイルの運用能力を持つ航空機MiG-31Kと遠距離爆撃機Tu-22M3の乗員は、地中海東部で次の練習飛行を行ない、その中で海上ゾーンの空中域に習熟する課題を遂行しました」
軍当局は話した。

国防省が話したように「演習中、戦闘機MiG-31Kは、仮想敵へのミサイルの電子発射を実施しました」
同省によると、航空機MiG-31Kと遠距離爆撃機Tu-22M3の練習飛行には、ロシアの戦闘機Su-35と戦闘爆撃機Su-34が同行した。
軍当局によると、練習訓練飛行中、航空機材及び機器は、高温下を含む困難な気候条件下でテストされた。
更に、水面上の長時間飛行へ取り組んだ。
演習は、10機のアメリカ機F-35を搭載し、ブリテンの指揮下に有るブリテン航空母艦「クイーン・エリザベス」と艦グループの地中海エリアへの進入を背景に実施されている。
[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍は地中海東部で合同演習を開始した]
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は英空母クイーン・エリザベス機動部隊の近くでミサイル発射演習を行なう]
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