ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"は造船台を出た

『インテルファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2021年7月1日8時52分配信
【太平洋艦隊の為の新たなコルベットはコムソモリスク・ナ・アムーレの造船台から出渠した】
コムソモリスク・ナ・アムーレ、7月1日、インテルファクス
コムソモリスク・ナ・アムーレの公共株式会社『アムール造船工場』で、プロジェクト20380コルベットシリーズの最新コルベット「リェーズキー」の造船台からの出渠式典が開催され、それは輸送-進水ドックへ置かれた。
太平洋艦隊広報サービスは発表した。
「最新コルベットは、前日にペトロパヴロフスク・カムチャツキーから同社水域へ到着した輸送-進水ドック"ゼーヤ"へ移されました。
今後、リェーズキーは進水し、艤装岸壁へ置かれ、建造業者は塔-マスト複合体の設置を行ない、機器の据え付けを完了し、係留試験開始の為に艦を準備します」
声明では、こう述べられた。
艦の舷側でシャンパンを割る伝統的な権利は、公共株式会社『アムール造船工場』の調整・試験エンジニア、クセニア・ザヴゴロドネワが得た。


彼女は、工場の歴史上で唯一の試運転チームの一員の女性検査官である。
コルベット自体は、近い内にウラジオストクの試運転基盤への移送が計画されている。
そこで完成し、工場航行試験及び国家試験が行なわれる。
その後でのみ、艦は太平洋艦隊の一員として加わる。
プロジェクト20380コルベット「リェーズキー」は、近海ゾーンでの戦闘行動や、敵の水上艦及び潜水艦との戦闘の為に使用される。
これに加え、それは海上揚陸作戦中の海上揚陸部隊への砲撃支援の為に意図されている。

現在、ロシア極東方面のコムソモリスク・ナ・アムーレ市の『アムール造船工場』では、太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベットの建造が進められています。
1隻目の「ソヴェルシェーンヌイ」(333、2006年6月30日起工、2015年5月22日進水)は、2017年7月20日に就役しました。

[コムソモリスク・ナ・アムーレで建造された最初の新世代コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
2隻目の「グロームキー」(335、2012年4月20日起工、2017年7月28日進水)は、2018年12月25日に就役しました。

[プロジェクト20380コルベット"グロームキー"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
3隻目の「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」(339、2015年7月22日起工、2019年9月12日進水)は、2020年12月25日に就役しました。

[プロジェクト20380コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊に編入された]
4隻目の「リェーズキー」は、2016年7月1日に起工されました。



[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"はコムソモリスク・ナ・アムーレ造船所で起工された]
5年後の2021年7月1日に造船台から出渠しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"は進水を準備する]
『アムール造船工場』では、コルベットの出渠(進水)式典でシャンパンを割る役目を担う「コルベットの花嫁」を同社の女性職員から選定していますが、「リェーズキー」の「花嫁」には、工場のコルベット試運転チームの一員であるクセニア・ザヴゴロドネワが選ばれました。



今後、「リェーズキー」は艤装が行なわれ、輸送ドックでウラジオストクへ回航された後に洋上試験を行ないます。
「リェーズキー」の就役は2021年に予定されています。
[最新コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は2020年、"リェーズキー"は2021年にロシア海軍へ就役する]
今後、『アムール造船工場』では、太平洋艦隊向けとして、更にプロジェクト20380コルベット2隻とプロジェクト20385コルベット4隻が建造されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の4隻のプロジェクト20385コルベットと2隻のプロジェクト20380コルベットの建造契約が締結された]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型コルベット"グローズヌイ"と"ブーイヌイ"が起工される]
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