ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワとフリゲート アドミラル・エッセンは地中海を去った
- カテゴリ:地中海情勢(2021年)


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年7月5日10時0分配信
【黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」とフリゲート「アドミラル・エッセン」は地中海から戻ってくる】
現在、黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」とフリゲート「アドミラル・エッセン」は、黒海海峡・ダーダネルス及びボスポラスの通行を行なっている。
艦支隊は遠海ゾーンのロシア海軍常設グループの一員として任務を遂行した後、地中海から恒久駐留所セヴァストーポリ英雄市への計画移動を行なう。
到着後、乗組員は物資の備蓄を補充し、計画技術検査を行ない、艦隊の戦闘訓練計画に沿って用途上の任務の遂行を続ける。
ロシア黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」とフリゲート「アドミラル・エッセン」は、2021年6月中旬にセヴァストーポリを出航し、6月18日にはボスポラス海峡を南下、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦モスクワとフリゲート アドミラル・エッセンは地中海東部へ向かった]

2021年6月25日、「モスクワ」と「アドミラル・エッセン」に加え、以前から地中海東部で行動中の水上艦及び潜水艦と、シリアのフマイミーン航空基地へ進出した北方艦隊航空隊の対潜哨戒機Tu-142MK及びIl-38、そしてロシア航空宇宙軍の超音速爆撃機Tu-22M3、極超音速ミサイル「キンジャール」を搭載する戦闘機MiG-31K、戦闘爆撃機Su-34、戦闘機Su-35Sが参加するロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同演習が地中海東部で始まりました。
[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍は地中海東部で合同演習を開始した]
なお、演習実施海域となるキプロス島南方海域では、イギリス海軍の航空母艦「クイーン・エリザベス」を中核とする機動部隊が行動中でした。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は英空母クイーン・エリザベス機動部隊の近くでミサイル発射演習を行なう]
6月28日には対空防衛演習などが実施されました。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊は地中海東部で対空防衛演習を実施した]
翌6月29日にも対空防衛演習が実施されましたが、こちらは敵の無人機の攻撃を想定したものだったようです。
[地中海東部でロシア海軍とロシア航空宇宙軍の合同防空演習が実施された]
演習完了後の7月5日、「モスクワ」と「アドミラル・エッセン」は地中海を去り、ダーダネルス海峡へ入りました。
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