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イランへ向かうロシア海軍黒海艦隊の救助曳船カピタン・グリエフはスエズ運河を通過して紅海へ入った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア黒海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2021年7月28日9時0分配信
【黒海艦隊の救助船「カピタン・グリエフ」はスエズ運河を通行した】

救助曳船「カピタン・グリエフ」は、初めてノヴォロシースクからオマーン湾への海上移動を行なう。

ロシア曳船は、8月にイラン・イスラム共和国領内で開催されるダイバー混成国際競技『グルビナ-2021』ロシア海軍選抜チームの支援の為の本部船として使用される。

20日以上に渡って続く海上移動中、船の乗組員はスエズ運河を超え、3つの海峡と3つの湾、6つの海を通過する。



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プロジェクト22870救助曳船「カピタン・グリエフ」『アストラハン造船工場』で2016年1月27日に起工され、2018年5月18日に進水し、同年8月に内陸水路経由でノヴォロシースクへ回航されました。
黒海で洋上試験を行なった後、2018年12月20日にロシア海軍へ引き渡され、黒海艦隊の第314緊急救助船支隊へ配属されました。


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就役後は黒海で行動していましたが、2020年8月中旬に初めて地中海東部へ派遣されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツと救助曳船カピタン・グリエフは地中海東部へ向かった]
2020年12月末にノヴォロシースクへ帰投しました。

2021年7月24日にボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
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7月28日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。

今後、「カピタン・グリエフ」イランへ向かいます。

2年前の2019年には、同型船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」イランへ派遣されています。
[ロシア海軍黒海艦隊の救助曳船プロフェッソル・ニコライ・ムールはペルシャ湾へ到着した]
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