インド海軍とロシア海軍バルト艦隊の艦はバルト海で合同演習を行なった
- カテゴリ:ロシア海軍バルト艦隊(2020年-)


『タス通信』より
2021年7月30日16時48分配信
【ロシアとインドの艦はバルト海で2日間の演習を実施した】
ニューデリー、7月30日/タス通信
インドとロシアの艦は、7月28-29日にバルト海で合同演習を実施した。
金曜日にインド海軍広報サービスが自身のツイッターのページで伝えたように、それは演習『インドラ』の枠組みで行なわれた。
「インドの見えない(ステルス)フリゲート"タバール"とロシア連邦の小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドル及びオジンツォボは、この2日間に対空射撃、物資補充訓練、ヘリコプター作戦及び合同操艦を含む海上作戦を実施しました」
声明では、こう述べられた。
インド海軍公式代理人ヴィヴェク・マドフヴァルが報道陣へ話したように、演習は2ヶ国海軍協力の発展の新たな段階となった。
「2003年に始まった演習『インドラ』は、2つの海軍の間の戦略的関係の深さを具現化しました」
『PTI通信』は金曜日にマドフヴァルの談話を引用した。
更に彼は、演習が『ロシア海軍の日』の祝賀行事へ参加する為のインドのフリゲート「タバール」のサンクトペテルブルク訪問の枠組みにおいて行なわれた事を指摘した。
「この演習は、2ヶ国海軍間の協力を強化し、2ヶ国間の長年の友好関係を強化する上での更なる道標の1つです」
インド海軍の代理人は付け加えた。

インド海軍のタルワー級フリゲートの3番艦「タバール」(F-44)は、サンクトペテルブルクの『バルト工場』で2000年5月26日に起工され、2001年5月25日に進水し、2004年4月19日に就役しました。

2008年11月初頭からアデン湾でソマリア海賊対処任務に就き、11月18日には「海賊の母船」を撃沈しました。
[インド海軍のロシア製フリゲート、ソマリア海賊船を撃沈]

しかしその後、この「海賊の母船」は、海賊に乗っ取られたタイのトロール漁船である事が判明しました。
2021年7月22日、『ロシア海軍の日』(7月25日)の主要海軍パレード(クロンシュタット泊地で行なわれる観艦式)へ参加する為、クロンシュタットへ到着しました。


[2021年7月25日のクロンシュタット及びサンクトペテルブルク(ネヴァ川)の『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へインド、パキスタン、イランのフリゲートが参加する]
その前の6月27日にはエジプトのアレクサンドリアを訪問し、同国海軍と合同演習を行ないました。
7月4~5日にはティレニア海でイタリア海軍と合同演習を行ないました。
7月15~16日にはビスケー湾でフランス海軍と合同演習を行ないました。
7月25日の『ロシア海軍の日』にクロンシュタットの主要海軍パレードへ参加しました。
パレード終了後にクロンシュタットを去り、7月28日と29日にバルト海でロシア海軍バルト艦隊所属の小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」及び「オジンツォボ」と合同演習を行ないました。
これまでにロシア海軍とインド海軍の合同演習『インドラ』は、インド沖かウラジオストク沖で実施されていましたが、バルト海で実施されたのは今回が初めてです。
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