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ロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦スメルチとラズリーフは1ヶ月以上の洋上行動を終えてペトロパブロフスク・カムチャツキーへ帰投した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2021年8月5日6時30分配信
【太平洋艦隊打撃艦グループは太平洋での戦闘勤務の後に駐留所へ戻った】

ロシア北東軍集団水域保護艦連合部隊からの打撃艦グループは、太平洋で戦闘任務を遂行した後に駐留所へ戻った。

小型ロケット艦「スメルチ」「ラズリーフ」は、艦の間の連携の為の計画航海任務を遂行し、仮想空中敵の攻撃を撃退し、砲撃戦を行ない、そして更に太平洋の指定海域の哨戒中にミサイル攻撃から離脱する演習へ取り組んだ。

戦闘勤務中に打撃艦グループは、太平洋艦隊海上航空隊航空機と様々な演習を行ない、航海戦闘班の専門家は、駐留所から遠く離れた大洋ゾーンの航行海域を調査した。

艦は1ヶ月以上航海に在り、この間に乗組員は海上技量の水準を上げ、長期航海中の艦のユニットおよび機構を操作する経験を得た。

補給物資と食料を補充した後、小型ロケット艦「スメルチ」「ラズリーフ」の乗組員は、戦闘訓練計画に沿って任務の遂行を続ける。



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プロジェクト12341小型ロケット艦「スメルチ」(423)は、1981年11月16日に『ウラジオストク造船工場』で起工され、1984年11月16日に進水し、1985年3月4日に就役しました。

当初はソヴィエツカヤ・ガヴァ二へ配備されていましたが、その後、ペトロパブロフスク・カムチャツキーへ配置替えとなり、北東軍集団第114水域防護艦旅団第66小型ロケット艦大隊へ編入されました。

2017年からペトロパヴロフスク・カムチャツキー『北東修理センター』で近代化改装工事を行ない、対艦ミサイルを、「マラヒート」3連装発射筒2基(ミサイル計6基)から「ウラン」4連装発射筒4基(ミサイル計16基)へ換装しました。
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2019年10月3日に復帰しました。
[近代化改装された小型ロケット艦スメルチはロシア海軍太平洋艦隊へ復帰した]


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プロジェクト12341小型ロケット艦「ラズリーフ」(450)は、1986年11月1日に『ウラジオストク造船工場』で起工され、1991年8月24日に進水し、1992年2月11日に就役しました。

当初はソヴィエツカヤ・ガヴァ二へ配備されていましたが、その後、ペトロパブロフスク・カムチャツキーへ配置替えとなり、北東軍集団第114水域防護艦旅団第66小型ロケット艦大隊へ編入されました。


2021年6月4日、この2隻は小型対潜艦2隻と共にペトロパブロフスク・カムチャツキーを出航し、カムチャツカ半島沖で演習を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦2隻と小型対潜艦2隻はカムチャツカ沖で演習を行なった]

6月9日には対空・対水上戦闘訓練を実施しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦2隻と小型対潜艦2隻はカムチャツカ沖で対空・対水上戦闘訓練を実施した]


その後、「スメルチ」「ラズリーフ」は6月末頃にペトロパブロフスク・カムチャツキーを出航し、太平洋上で1ヶ月間以上に渡り洋上行動を行ないました。

8月5日にペトロパブロフスク・カムチャツキーへ帰投しました。
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