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ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦イワン・ゴルベツはシリアのタルトゥース沖で機雷捜索訓練を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年8月9日12時15分配信
【黒海艦隊の海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」は地中海で対機雷行動へ取り組んだ】

黒海艦隊海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」乗組員は、地中海海軍常設グループの一員としての任務遂行へ着手し、戦闘訓練計画枠組みにおいて、艦船駐留所~タルトゥース港へ寄港する前の対機雷行動へ取り組んだ。

訓練中、乗組員は指定海域で、様々な種類の掃海具と艦の対機雷水中音響システムを使用する雷の捜索を行なった。

船員は、用途上の目的の為の任務遂行と共に、ダメージコントロール、海上移動時及び無防備な泊地へ停泊中の艦の対空防衛及び対水中工作防衛の艦上演習へ参加した。



【海洋掃海艦「イワン・ゴルベツ」】
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プロジェクト266M「アクヴァマリーン-M」海洋掃海艦「ラジスト」レニングラード『中部ネヴァ川造船工場』で建造され、1973年11月30日に就役し、黒海艦隊へ配備されました。

1975年、1979年には地中海へ、1983年には大西洋へ派遣されました。

1990年にはペルシャ湾へ派遣されました。

2005年8月、「イワン・ゴルベツ」と改名されました。

2016年8月、20数年ぶりに地中海へ派遣され、2017年1月下旬にセヴァストーポリへ帰投しました。

2017年11月初頭に再び地中海東部へ派遣され、2018年3月8日にセヴァストーポリへ帰投しました。

2018年12月14日、海洋曳船MB-31と共にボスポラス海峡及びダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦イワン・ゴルベツは地中海東部へ向かった]

2018年12月21日までにシリア沖へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツはシリア沖へ到着した]

その後も「イワン・ゴルベツ」シリア沖で行動していましたが、2019年4月29日にダーダネルス海峡へ入り、地中海を去りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツは地中海を去った]

2019年5月1日に母港セヴァストーポリへ帰投しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツは地中海からセヴァストーポリへ帰投した]

それから1年以上経った2020年8月中旬、「イワン・ゴルベツ」は再び地中海東部へ派遣される事になりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の海洋掃海艦イワン・ゴルベツと救助曳船カピタン・グリエフは地中海東部へ向かった]

2020年12月24日にボスポラス海峡を北上し、その後、セヴァストーポリへ帰投しました。

2021年8月初頭にセヴァストーポリを出航し、8月6日にボスポラス海峡へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦イワン・ゴルベツは地中海東部へ行く]

その後、地中海へ入り、8月9日にシリアタルトゥース港沖で機雷捜索などの各種戦闘訓練を行ないました。

「イワン・ゴルベツ」は、2021年5月上旬から地中海東部へ派遣されている同型艦「コヴロヴェツ」と交代します。
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ロシア海軍は、2016年2月以降、交代で掃海艦1隻を常にシリア沖へ展開させています。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦はシリア沖で活動する]


現在、地中海東部(シリア沖を含む)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「スタールイ・オスコル」
2020年12月下旬から地中海東部に滞在
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」2021年3月中旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」2021年5月初頭から地中海東部に滞在
哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」2021年5月下旬から地中海東部に滞在
小型ロケット艦「イングシェチア」2021年7月上旬から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「コヴロヴェツ」:2021年5月上旬から地中海東部に滞在
中型海洋給油船「イマン」:2021年3月上旬から地中海東部に滞在
海洋曳船「セルゲイ・バルク」:2021年7月中旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「パーヴェル・シラーエフ」2021年6月上旬から地中海東部に滞在
工作船PM-138:2021年4月初頭から地中海東部に滞在
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