ロシア海軍の地中海常設作戦部隊が2015年に創設される

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『イタル-タス』より
【(ロシア連邦軍)参謀本部の情報提供者:2015年から地中海へロシア海軍の常時行動作戦部隊が配備される】
モスクワ、2月25日/イタル-タス

(ロシア)海軍3艦隊~黒海艦隊、北方艦隊、バルト艦隊~の艦船は、2015年から地中海における作戦部隊を構成する常置の基礎となる。
本日、イタル-タスは、ロシア連邦軍参謀本部の情報提供者より伝えられた。

「2015年までに、黒海艦隊の艦船を中核とする3艦隊の艦船から成る新たな海軍作戦部隊を作成する課題が果たされます。
この艦隊間グループのプロトタイプは、ソヴィエト海軍の第5地中海戦隊になるでしょう」

対談者は話した。

「新たな作戦部隊は、地中海の軍事行動舞台における突発的な戦闘勤務、特に、ロシアの国家及び軍事的安全保障の為、この方面からの脅威を打ち払う為に常時設置される計画です」
彼は指摘した。

参謀本部の情報提供者は、単一の構想及び計画による地中海での艦隊間艦船グループの行動という課題は、この海域において1月に実施された海軍演習において成功裏に果たされている事を想起させた。
同時に、対談者はイタル-タスに対し、ロシア連邦国防省の構想の実行の為、遅くとも2-3年以内にウクライナにより阻まれている黒海艦隊艦船の更新問題が解決され、作戦部隊の為の物資補給システムが作成されなければならない事を確認した。

更に対談者は、ソヴィエト連邦第5地中海戦隊が与えられた任務を遂行する為、シリアタルトゥース港の海軍補給物資供給所が使われていた事を想起した。
現在、(タルトゥース)補給物資供給所は、遠い外国におけるロシア海軍の唯一の施設である。
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ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグは、2月20日の黒海艦隊への出張旅行中にロケット巡洋艦「モスクワ」艦上で表明した。
「ロシア海軍は、ロシアの国益上重要な世界の大洋のあらゆる海域で任務を遂行します。
今、その海域は地中海であります」
「ここには、我が国の国益にとって最も重大な脅威が集中しております」

国防相は強調した。

ソヴィエト社会主義共和港連邦海軍第5地中海戦隊の艦船は、「冷戦」期間中、地中海の軍事行動舞台で戦闘任務を遂行していた。
その主な相手は、アメリカ合衆国海軍第6作戦艦隊だった。
戦隊は、ソヴィエト連邦解体の翌年の1992年12月31日に解散した。
(2013年2月25日11時01分)


記事中で触れられているロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)合同演習は、2013年1月19日から29日まで黒海及び地中海東部で実施されました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習(2013年1月下旬)]

この結果を受け、ロシア国防省は、地中海東部ロシア海軍の艦船を常時展開させる事を決定しました。
[ロシア海軍の大型揚陸艦4隻は地中海東部へ向かう]

これまでにも、地中海には、ロシア黒海艦隊、北方艦隊、バルト艦隊の艦船が派遣され、合同艦船グループを形成して地中海で活動しています。
[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征(2012年7月-9月)]
[空母クズネツォフ地中海遠征(2011年12月-2012年2月)]

バルト艦隊フリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」は、2011年12月-2012年2月の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」地中海遠征2012年7月-9月の北方・バルト・黒海艦隊の合同地中海遠征、そして2013年1月下旬のロシア海軍3艦隊合同演習の全てに参加しています。
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しかし、今までは臨時編成の合同作戦部隊であり、指揮を執る司令部も、その都度編成されていたのですが、今回の記事によると、2015年までには常設の地中海作戦部隊司令部が創設されるとの事です。

新たなロシア海軍地中海作戦部隊のモデルとなる旧ソ連海軍「第5地中海戦隊」5-я Средиземноморская эскадраは、1967年7月20日から1992年12月31日まで存在していました。
同戦隊旗艦は、黒海艦隊指揮巡洋艦「ジダーノフ」でした。
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新たなロシア海軍地中海作戦部隊北方艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊の艦船で構成されますが、中核となるのは黒海艦隊になります。

黒海艦隊には、2016年までにプロジェクト11356Mフリゲート6隻が配備される計画です。
[フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」の建造は計画通りに進んでいる]

新たな地中海作戦部隊の中核となるのは、プロジェクト11356Mフリゲートでしょう。
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