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クロンシュタットとサンクトペテルブルクの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は母港セヴェロモルスクへ帰投した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年8月11日16時0分配信
【北方艦隊からの主要海軍パレード参加艦は恒久駐留所へ到着した】

サンクトペテルブルク及びクロンシュタット主要海軍パレードへ参加した北方艦隊の艦及び潜水艦の主要部分は、コラ半島の恒久駐留所へ到着した。

本日(8月11日)、北方艦隊主要基地セヴェロモルスクへ、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」が到着した。
明日、ディーゼルエレクトリック潜水艦「ウラジカフカス」が恒久駐留所の埠頭へ係留される。
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パレードに参加した他の多くの艦は、世界の大洋の様々な海域で計画任務の遂行を続ける。

大西洋上の艦隊間移動中、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は、北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ大将の指揮下で行なわれた軍部隊管理の指揮-参謀訓練の枠組みにおける実地行動への取り組みへ参加した。



ロシア北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(1986年11月5日就役/2016年12月末再就役)は、2021年6月上旬に重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」と共にバレンツ海北方艦隊戦術演習へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊のナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で対空戦闘訓練を実施した]
[ロシア海軍北方艦隊のバレンツ海戦術演習は完了した]

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役/2010年12月7日再就役)は、2021年6月中旬にバレンツ海で戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で対空戦闘訓練を実施した]

その後、「マルシャル・ウスチーノフ」「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、北方艦隊最新鋭大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」(2020年12月23日就役)と共にバレンツ海へ出航し、各種訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフは海軍歩兵部隊の乗船訓練を実施し、バレンツ海へ出航した]


2021年6月28日、これらの艦を含む北方艦隊艦船部隊は、『ロシア海軍の日』(7月の最終日曜日)にクロンシュタット泊地で行なわれる観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、セヴェロモルスクを出航し、バルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の水上艦はバルト海へ向かった]

7月11日にクロンシュタットへ到着しました。
[2021年7月25日のクロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加する北方艦隊の大型水上艦は現地へ到着した]

この他、北方艦隊原子力潜水艦3隻(戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「クニャージ・ウラジーミル」、原子力巡洋潜水艦「ヴェプリ」、原子力水中巡洋艦「オリョール」)も主要海軍パレードへ参加する為にクロンシュタットへ到着しました。
[2021年7月25日のクロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加する北方艦隊の3隻の原子力潜水艦は現地へ到着した]

7月25日の『ロシア海軍の日』クロンシュタット泊地の観艦式へ参加しました。


北方艦隊最新鋭フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は、2021年6月中旬にサンクトペテルブルクへ到着し、7月25日の『ロシア海軍の日』にはネヴァ川主要海軍パレードへ参加しました。
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[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・カサトノフ"はクロンシュタットへ到着した]


観艦式が終わった後、これらの艦はクロンシュタットを去り、バルト海を出て北東大西洋へ入りました。

8月4日から北方艦隊指揮-参謀訓練が始まり、クロンシュタット『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加し、基地へ戻る途中の北方艦隊の水上艦も北東大西洋で演習を開始しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は北東大西洋で演習を開始した]

一方、北方艦隊旗艦の重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」も、指揮-参謀訓練へ参加する為、8月5日にバレンツ海へ出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦のナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは北方艦隊演習へ参加する為にバレンツ海へ出航した]

8月6日、キぺロヴォ飛行場に駐留する北方艦隊遠距離対潜哨戒機Tu-142北東大西洋へ進出し、観艦式参加艦部隊と合同演習を行ないました。
演習のシナリオは、大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」を中核とする仮想敵艦グループをTu-142が探知し、その目標データをロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」、原子力水中巡洋艦「オリョール」へ転送し、対艦ミサイルの模擬発射を行なうというものでした。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は北東大西洋で北方艦隊艦船部隊と合同演習を行なった]

8月9日には重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」ノヴァヤゼムリャ列島沖で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦のナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはノヴァヤゼムリャ沖で砲撃訓練を実施した]

これで北方艦隊指揮-参謀訓練は完了し、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は8月11日に母港セヴェロモルスクへ帰投しました。

ただ、主要海軍パレードへ参加した北方艦隊の水上艦の一部は、引き続き遠距離航海を行ないます。
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