ロシア海軍黒海艦隊の最新哨戒艦ドミトリー・ロガチョフは黒海で海上戦闘訓練を実施した
- カテゴリ:プロジェクト22160哨戒艦

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年8月13日13時0分配信
【哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」乗組員は黒海で複合演習を実施した】
黒海艦隊の哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」乗組員は、黒海で対空防衛及び海上戦闘の複合演習を実施した。
最初の段階で哨戒艦の対空防衛班は、対空防衛複合体を使用して仮想敵艦からのミサイル攻撃を撃退した。
第2段階で船員は、水上目標への砲射撃を実施し、単艦での海上戦闘戦術へ取り組んだ。
仮想敵部隊の役として、標的盾船、更には浮遊機雷模型が関わった。
更に演習中、哨戒艦の乗組員は擲弾射撃を行ない、無防備の泊地へ艦が停泊する際に水中破壊工作グループを撃滅する行動に磨きをかけた。
演習は、艦隊の戦闘訓練計画に沿って黒海の海上射爆場で行なわれた。
プロジェクト22160哨戒艦の2番艦「ドミトリー・ロガチョフ」は、タタールスタン共和国のゼレノドリスク造船所で2014年7月25日に起工され、2017年に進水し、2019年6月11日に就役しました。
[新型哨戒艦ドミトリー・ロガチョフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
就役後は暫く黒海内で行動していましたが、2020年1月25日にボスポラス海峡、ダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
2020年2月6日には地中海東部で機雷源を突破する演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は地中海東部で機雷源突破演習を行なった]
2020年6月24日にボスポラス海峡を北上し、その後、母港ノヴォロシースクへ帰投しました。

2020年11月下旬に黒海東部で行なわれたエジプト海軍との合同演習『友情の橋-2020』へ参加しました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』は完了した]
2021年1月15日にボスポラス海峡を南下し、地中海へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の哨戒艦ドミトリー・ロガチョフは地中海東部へ向かった]


その後、プロジェクト11356Rフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(2016年3月11日就役)及びプロジェクト22870救助曳船SB-739(2017年3月7日就役)と合流してスエズ運河を通過し、紅海、アデン湾、アラビア海を抜け、2月11日にパキスタンのカラチ港へ到着しました。
[パキスタン沖で実施される国際海軍演習『AMAN-2021』へ参加するロシア海軍黒海艦隊の艦船はカラチ港へ到着した]
2月12日、カラチ港で多国籍海軍演習『AMAN-2021』の開会式が開催されました。
[ロシア海軍黒海艦隊が参加するパキスタン主催の多国籍海軍演習『AMAN-2021』が始まった]
2月15日、ロシア海軍を含め、演習へ参加する艦船はカラチ港から出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊が参加するパキスタン主催の多国籍海軍演習『AMAN-2021』の海上フェーズが始まった]
パキスタン沖(アラビア海)での洋上演習は2月16日に終了しました。
[ロシア海軍黒海艦隊が参加するパキスタン主催の多国籍海軍演習『AMAN-2021』は終了した]
演習終了後、3月初頭に地中海へ入りました。
3月28日には地中海東部で対空防衛演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の哨戒艦ドミトリー・ロガチョフは地中海東部で対空防衛演習を実施した]
4月3日に地中海からダーダネルス海峡へ入り、その後、ボスポラス海峡を通過して黒海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の哨戒艦ドミトリー・ロガチョフは地中海を去った]
その後、黒海東岸の母港ノヴォロシースクへ帰投しました。
2021年8月9日、同型艦「パーヴェル・デルジャーヴィン」(2020年11月27日就役)と共に母港ノヴォロシースク海軍基地から出航し、砲撃訓練などを実施しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の最新哨戒艦ドミトリー・ロガチョフとパーヴェル・デルジャーヴィンは黒海東部で砲撃訓練を実施した]
8月13日には単艦で各種海上戦闘訓練を実施しました。
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