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ロシア海軍の将来駆逐艦の1番艦は2016年に起工される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
【ロシア連邦海軍の為の駆逐艦のトップは2016年に建造を開始できる】
モスクワ、2月26日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍の為の駆逐艦のトップ(1番艦)の建造は2016年に開始できる。
火曜日、ロシア通信社ノーボスチは、防衛産業企業体の高位の代理人より伝えられた。

「リデル(嚮導艦)と呼ばれる新たな駆逐艦の予備設計開発の為の科学研究作業は、2013年の国家防衛発注に含まれており、作業は同年末に終了します。
2014年には開発設計作業が開始される計画となっており、2016年には艦の建造を開始することが出来るでしょう」

対談者は話した。

彼は、(ロシア連邦)国防省が、艦の予備設計開発の為の競争入札を行なう事を強調した。
「我々は、北方計画設計局が、この入札に勝利する良い機会があると信じております」
防衛産業企業体の代理人は話した。

艦の建造は、工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」(サンクト-ペテルブルク)へと導かれるだろう。
「しかしながら、ロシア海軍の水上戦闘艦の建造を専門としている同社は、他の発注により、非常に大きな負担を強いられております。
同社では、既に一連のコルベットとフリゲートが建造されておりますから」

対談者は述べた。
(2013年2月26日12時52分配信)


ロシア海軍は、2006年以降、新世代多用途駆逐艦(将来駆逐艦Перспективный Эсминец)の建造計画について何度も表明して来ました。
[ロシア海軍新世代原子力駆逐艦建造計画]
[ロシアは新たな駆逐艦及び巡洋艦及び空母の建造計画を続行する]
[ロシア海軍新世代駆逐艦の建造計画は現司令部に承認された]

将来駆逐艦は、当初はガスタービン推進と言われていましたが、最近では原子力推進が有力視されています。

[ロシアは「超駆逐艦」を建造する]
将来駆逐艦の排水量は12000トン程度となり、防空システム防空ミサイルは、現在開発中のS-500「プロメテーイ」(プロメテウス)の海軍ヴァージョンになるとの事です。
S-500「プロメテーイ」は、弾道ミサイル防衛にも使用されます。


今回の記事によると、新駆逐艦「リデル」Лидерと呼ばれているとの事です。

「リデル」Лидерとは「リーダー」という意味ですが、海軍用語としては「嚮導(駆逐)艦」を意味します。
嚮導艦とは、駆逐艦を率いる旗艦設備を持った艦の事です。

ソヴィエト連邦時代の1930年代後半から1940年代前半には、「嚮導駆逐艦」が建造されていました。

プロジェクト1嚮導駆逐艦「レニングラード」
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それから70年以上の時を経て、ロシア海軍「嚮導艦」が復活します。
今度の新たな「リデル」Лидерが率いるのは、プロジェクト22350などのフリゲート級水上戦闘艦になるでしょう。


昨年(2012年)6月、ロシア造船業の総元締めである「統合造船業営団」のトップは、将来駆逐艦の建造が2016年から開始されると表明しました。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2012年6月22日13時55分配信
【ロシアの新たな対ミサイル防衛駆逐艦は2016年に建造を開始する】
当時のロシア統合造船業営団総裁ローマン・トロチェンコ氏によると、最初の駆逐艦は2016年に起工され、同シリーズは少なくとも6隻建造されるとの事です。
この時には、駆逐艦の建造発注は、サンクトペテルブルク市「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」「バルチースキー・ザヴォード」へ均等配分されると言われていました。

しかし最近では、将来駆逐艦を建造する造船所として名前が挙がっているのは「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」だけとなっております。
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ただ、今回の記事でも触れられていますが、現在、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、プロジェクト20380/20385コルベットプロジェクト22350フリゲートの建造を手掛けております。
この上、更に大型の駆逐艦を同時並行で建造する余裕が有るのかどうか、「防衛産業企業体の高位の代理人」氏でなくとも気に掛かる所でしょう。

ましてや、今までの「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」のドックでは建造できないサイズの大型艦とあっては。
(この為、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、全長180メートルの艦を建造出来るようにドックを拡張する)
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