ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはデンマーク沖を通過してウラジオストクへ向かった


『タス通信』より
2021年8月19日2時10分配信
【デンマーク軍は自国沖にロシアの潜水艦が居ると発表した】
ストックホルム、8月18/タス通信
デンマーク軍は、2隻のロシアのディーゼルエレクトリック潜水艦が随伴艦と共に大ベルト海峡を北へ向けて通過した事を確信している。

「2隻のロシア潜水艦は、水上船を伴って大ベルト海峡を通過しました。
グループに加わっている第3の潜水艦は、ランゲラン島から南方に投錨停泊しています。
それは、少し遅れて去るものと予測されます」
デンマーク国軍はフェイスブック上の声明で述べた。
3隻の潜水艦は全てディーゼルエレクトリック潜水艦「キロ」級(プロジェクト877「パルトゥス」潜水艦)である。
デンマークの海峡の外国潜水艦の通過は、ごくありふれた事であり、概して如何なる深刻な反応を引き起こす事は無いと声明は強調した。
「艦は、安全な航路の為の前提条件として、ルート全体を水上位置で進んでいます」
デンマーク軍は強調した。
ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の1隻目となるB-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、サンクトペテルブルクの『アドミラルティ造船所』で2017年7月28日に起工され、2019年3月28日に進水し、同年11月25日にロシア海軍へ就役しました。
[プロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
就役後はバルト海で訓練を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはバルト海で潜航訓練を行なった]
[バルト艦隊の救助船SS-750は潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーの救助訓練を行なった]
2隻目のB-603「ヴォルホフ」は、2017年7月28日に起工され、2019年12月26日に進水し、2020年10月24日にロシア海軍へ就役しました。
[プロジェクト06363潜水艦ヴォルホフはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
就役後、2隻の潜水艦はバルト海で各種訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはバルト海で乗組員の慣熟訓練を行なっている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ヴォルホフはバルト海で潜航訓練を行なった]
4月1日には、2隻の潜水艦が敵味方に分かれて対戦する戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはバルト海で『対決』した]
「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は4月28日に魚雷発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはバルト海で魚雷を発射した]
2021年7月25日の『ロシア海軍の日』には2隻ともクロンシュタット泊地の観艦式へ参加しました。
そして8月下旬頃に恒久駐留所、即ち太平洋艦隊のディーゼル潜水艦が駐留するウラジオストク南部のウリス湾へ向かう事になりました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはバルト海からウラジオストクへ向かう]
ロシア側からの公式発表は有りませんが、今回、デンマーク軍が発表した自国沖を通過する2隻のロシアの潜水艦は、極東へ向かう「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」と「ヴォルホフ」でしょう。
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