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新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフはロシア海軍へ就役した

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本日・2021年8月20日、プロジェクト12700対機雷防衛艦(海洋掃海艦)の2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」はロシア連邦海軍へ就役しました。
『タス通信』より
2021年8月20日20時41分配信
【最新対機雷防衛艦「ゲオルギー・クルバトフ」はロシア海軍へ加入した】
カリーニングラード、8月20日/タス通信

対機雷防衛艦「ゲオルギー・クルバトフ」海軍へ加入し、海軍旗初掲揚式典は金曜日にバルト艦隊主要基地バルチースクで行なわれた。
艦隊広報サービスは発表した。

「8月20日正午、『中部ネヴァ川造船工場』で海軍の為に建造された最新のプロジェクト12700対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフの旗竿へロシア連邦海軍旗を初めて掲揚する式典がバルチースクで開催されました」
広報サービスは話した。
「ゲオルギー・クルバトフ」は、再装備プログラムの枠組みにおいてロシア海軍掃海部隊へ補充された。

式典には、バルト艦隊参謀長セルゲイ・リピリン中将、『中部ネヴァ川造船工場』総取締役ウラジーミル・セレドホ『統合造船業営団』総裁最高顧問ヴィクトール・チルコフバルチースク海軍基地の将兵、新たな艦の乗組員が参加した。
以前に伝えられたように、「ゲオルギー・クルバトフ」黒海艦隊第68水域保護旅団へ加入する。

広報サービスは、対機雷防衛艦バルト艦隊海上射爆場において、国家試験を含む全ての複合試験を成功裏に実行した事を『タス通信』へ指摘した。
バルチースクから艦は恒久駐留場所へ向かうと広報サービスは話したが、艦隊間移動開始日時は明らかにしなかった。

プロジェクト12700対機雷防衛艦は、同プロジェクト艦が危険地帯へ入る事無く、水上や海底で、いわゆる新たなスマート機雷を含む海洋機雷との戦闘の為に意図されている。
機雷と戦う為、これらは様々な種類の掃海具、更には遠隔操作・自動無人水中装置を使用できる。

艦の排水量は890トン、全長61メートル、幅10メートル、満載排水量での速力16.5ノット、乗組員40名以上。
艦は、様々な操舵装置の効果的な複合体の使用による高い機動性を有する。
同プロジェクト対機雷防衛艦は、真空注入方式による一体ガラス繊維強化プラスチックで形成された世界最大の船体を有する。



プロジェクト12700「アレクサンドリト」対機雷防衛艦の2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2015年4月24日に起工されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフは起工された]


起工から1年以上経った2016年5月下旬までにガラス繊維強化プラスチックの船体の形成は完了しました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフの船体が形成される]

その後、艦内へ各種機器を設置する為、船体周辺に足場が組まれましたが、2016年6月7日夜に火災が発生しました。

[ロシア海軍の為に建造中の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフで火災が発生した]

この火災により焼けた「ゲオルギー・クルバトフ」ガラス繊維強化プラスチック製船体を修復する為、同艦の進水は延期される事になりました。

「ゲオルギー・クルバトフ」の船体の修復は2020年6月に完了し、7月15日には造船台から出ました。
[ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフは2020年6月に進水する]
[ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフは2020年9月に進水する]

2020年9月30日、「ゲオルギー・クルバトフ」はようやく進水しました。

[ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフはサンクトペテルブルクで進水した]

進水後は造船所の岸壁で艤装工事が進められ、2021年6月1日からバルト海で洋上試験を開始しました。
[ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフは洋上試験を開始した]



洋上試験完了後、2021年8月20日にバルト艦隊基地バルチースク聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役しました。
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[対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフと多機能後方支援船フセヴォロド・ボブロフは2021年8月20日にロシア海軍へ就役する]
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