ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはノルウェー海北東でNATO海軍部隊の行動を監視している

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年8月20日16時15分配信
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」はフランツ・ヨシフ諸島から南西へ進路を取った】
北極で遠距離航海任務を遂行している北方艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、境界線上警備艦「ポリャールナヤ・ズヴェズダー」と合同演習を実施したフランツ・ヨシフ諸島沿岸から南西へ進路を取った。

北方艦隊の部隊と手段は、北極北東でのNATO連合海軍部隊の艦の行動を監視する活動を続けている。
以前、NATO連合海軍部隊の何隻かの艦は、サンクトペテルブルク及びクロンシュタットの主要海軍パレードへ参加し、恒久駐留所へ移動する段階の北方艦隊の艦への関心の高まりを示した。
大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、現在、ノルウェー海北東部で計画外の合同対空防衛演習を行なっているNATO連合海軍部隊の監視を行なっている。
この演習には更に、8月10日から16日まで駐屯基地ロタ(スペイン)からノルウェー海への移動を行なったアメリカ合衆国海軍の誘導ロケット駆逐艦「アーレイ・バーク」も参加している。

北極におけるロシア連邦の利益の保護へ指向される複合活動実行の枠組みでの大型対潜艦「セヴェロモルスク」の今次北極航海は、8月10日に始まった。
航海は約2ヶ月間続き、北方海上航路海域を含む北氷洋の海の通行が計画されている。
北方艦隊将兵は、北極のロシアの島及び大陸を防衛する幾つかの演習へ参加し、北極ゾーンにおけるロシア連邦の海上船舶航行及び他の種類の海上経済活動の安全を保障する。
通算10度目となる北方艦隊の北極圏への遠距離航海は、2021年8月10日に始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は10回目の北極圏航海へ出発した]
指揮官は、2018年、2019年、2020年の北極遠征と同様、北方艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将です。

[北方艦隊北極支隊](オレグ・ゴルべフ中将)
大型対潜艦「セヴェロモルスク」(619)
救助曳船「パミール」
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
8月16日、大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、フランツ・ヨシフ諸島南方でロシア境界線警備隊のプロジェクト22100境界線上警備艦「ポリャールナヤ・ズヴェズダー」(2016年12月15日就役)と合同演習を行ないました。

[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはフランツ・ヨシフ諸島沖で境界線上警備艦ポリャールナヤ・ズヴェズダーと合同演習を行なった]
その後、フランツ・ヨシフ諸島沖を離れ、ノルウェー海北東で演習を行なっているNATO海軍部隊を監視しています。
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