ロシア海軍黒海艦隊の為の最新コルベット"リェチーヴイ"は2021年11月に洋上試験を開始する

『タス通信』より
2021年8月22日16時22分配信
【コルベット「リェチーヴイ」は11月に工場航行試験へ向かう】
愛国者公園/モスクワ州、8月22日/タス通信
『北方造船所』で建造されたプロジェクト20380ロケットコルベット「リェチーヴイ」は、11月に工場航行試験へ出る。
『タス通信』は、フォーラム『アルミヤ-2021』の最中に同社総取締役イーゴリ・オルロフより伝えられた。
「コルベットへの乗組員の入居は9月に行なわれます。
私共は、11月にはリェチーヴイが工場航行試験へ向かう事を期待しております」
造船所の総取締役は話した。
彼によると、艦の乗組員は訓練を受け、9月初頭に『北方造船所』の在るサンクトペテルブルクへ到着しなければならない。
チームが入居する為の船室が準備されている。
「現在は、様々な艦載システム、調理室、医療区域の始動と試運転を行なっております。
入居後、乗組員は艦を研究し、艦の文書、メカニズム及び機器について知識を得ます」
オルロフは説明した。
コルベット「リェチーヴイ」は、『北方造船所』(『統合造船業営団』へ加入)で建造された第5のプロジェクト20380艦である。
2015年2月20日に起工され、2020年3月12日に進水した。
艦は、黒海艦隊の為のロシア連邦国防省の発注の下で建造されている。
プロジェクト20380艦は中央海洋設計局『アルマーズ』により開発され、近海ゾーン、沿岸哨戒水域での護送及び打撃任務、巡視勤務を遂行する為に意図されている。
プロジェクト20380艦の主要打撃兵装は、対艦ミサイル複合体「ウラン」である。
サンクトペテルブルクの『北方造船所』で建造されるプロジェクト20380コルベットとしては5番艦となる「リェチーヴイ」は、2015年2月20日に起工されました。
[ロシア海軍の為の最新鋭コルベット"リェチーヴイ"と"ストローギー"はサンクトペテルブルクで起工された]
複合材料製の上部構造物はサンクトペテルブルクの『中部ネヴァ川造船工場』で製造され、2016年8月に完成し、『北方造船所』へ引き渡されました。
[ロシア海軍のプロジェクト20380コルベットの為の複合材料製上部構造物はサンクトペテルブルクで製造された]
2018年3月までにディーゼルエンジンが設置されました。
2020年3月12日に進水しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭コルベット"リェチーヴイ"はサンクトペテルブルクで進水した]
進水後は造船所の岸壁で艤装工事が進められています。

「リェチーヴイ」の洋上試験の開始は、2021年11月に予定されています。
「リェチーヴイ」は、2021年末までにロシア海軍へ引き渡される予定です。
[プロジェクト20380コルベット"リェチーヴイ"は2021年末にロシア海軍へ就役する]
就役後は黒海艦隊へ配備されます。
これまでにプロジェクト20380コルベットはバルト艦隊と太平洋艦隊にのみ配備されておりましたが、「リェチーヴイ」は初めて黒海艦隊へ配備される20380コルベットとなります。
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