ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"、潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはフィリピンのマニラへ寄港した
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2021年-)
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2021年11月16日12時5分配信
【コルベット「グレミャーシチー」、潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」と「ヴォルホフ」は物資の備蓄を補充する為にマニラ港へ寄港した】
コルベット「グレミャーシチー」、プロジェクト636.3潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」と「ヴォルホフ」で構成される太平洋艦隊の艦・潜水艦支隊は、資材と食料の備蓄を補充する為にマニラ港(フィリピン共和国)への業務寄港を行なった。
艦支隊はバルト艦隊から太平洋艦隊の恒久駐屯場所への艦隊間移動を行なっている。
フィリピンの港は、太平洋艦隊船員がロシア支隊のルート上で物資の備蓄を補充する為の最後の外国港となる。
今年10月後半以降、艦支隊移動の運用管理は太平洋艦隊により行なわれている。
船員は既にバルト海、北海、地中海、紅海、アラビア海、大西洋、インド洋を後にしている。
コルベット「グレミャーシチー」、潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」と「ヴォルホフ」は艦隊間移動計画に沿って恒久駐留場所へ係留される。
ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の1隻目となるB-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は、サンクトペテルブルクの『アドミラルティ造船所』で2017年7月28日に起工され、2019年3月28日に進水し、同年11月25日にロシア海軍へ就役しました。
[プロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
就役後はバルト海で訓練を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはバルト海で潜航訓練を行なった]
[バルト艦隊の救助船SS-750は潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーの救助訓練を行なった]
2隻目のB-603「ヴォルホフ」は、2017年7月28日に起工され、2019年12月26日に進水し、2020年10月24日にロシア海軍へ就役しました。
[プロジェクト06363潜水艦ヴォルホフはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
就役後、2隻の潜水艦はバルト海で各種訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはバルト海で乗組員の慣熟訓練を行なっている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ヴォルホフはバルト海で潜航訓練を行なった]
4月1日には、2隻の潜水艦が敵味方に分かれて対戦する戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはバルト海で『対決』した]
「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」は4月28日に魚雷発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のプロジェクト06363潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーはバルト海で魚雷を発射した]
2021年7月25日の『ロシア海軍の日』には2隻ともクロンシュタット泊地の観艦式へ参加しました。
そして8月下旬頃に恒久駐留所、即ち太平洋艦隊のディーゼル潜水艦が駐留するウラジオストク南部のウリス湾へ向かう事になりました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはバルト海からウラジオストクへ向かう]
8月下旬、2隻の潜水艦はデンマーク沖を通過しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはデンマーク沖を通過してウラジオストクへ向かった]
プロジェクト20385コルベットの1番艦「グレミャーシチー」は、2012年2月1日にサンクトペテルブルク市の『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工され、2017年6月30日に進水、2020年12月29日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入されました。
[プロジェクト20385コルベットの1番艦グレミャーシチーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
就役後もバルト海に留まり、2021年7月25日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタット泊地の観艦式へ参加しました。
2021年8月中旬頃にバルト海から出て、地中海へ向かう北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」と合流し、8月13日に英仏海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフと太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"と黒海艦隊の対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフは英仏海峡へ入った]
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は2021年11月にウラジオストクへ到着する]
その後、同じくウラジオストクへ回航する潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」及び「ヴォルホフ」と合流して地中海へ入り、スエズ運河を通過して紅海、アデン湾、アラビア海、インド洋へ進みました。
3隻は10月16日にスリランカのコロンボ、10月30日にミャンマーのティラワ港へ寄港しました。
そして11月16日にフィリピンのマニラ港へ寄港しました。
今後、この3隻はウラジオストクへ向かいます。
- 関連記事
-
- ロシア海軍とASEAN諸国海軍の初の合同演習は2021年12月1日~3日にインドネシア沖で実施される
- ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2021』(2021年10月14日~17日)
- ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"、潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはフィリピンのマニラへ寄港した
- 国際海軍競技会『海洋杯-2021』へ出場するベトナム海軍のフリゲートはウラジオストクへ到着した
- ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦アドミラル・ネヴェリスコイとペレスヴェートはカムチャツカ沿岸で海軍歩兵部隊の上陸訓練を実施した
スポンサーサイト