ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグ、弾道ミサイル"ブラヴァー"発射(2021年10月21日)
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月21日9時58分配信
【ロケット艦「クニャージ・オレグ」は試験で「ミサイル」ブラヴァー」発射に成功した】
国家実験の枠組みの中でプロジェクト955A(コード名「ボレイ-A」)戦略用途水中ロケット巡洋艦「クニャージ・オレグ」は、白海からカムチャツカのクラ射爆場への大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」の射撃を成功裏に実施した。
10月21日・木曜日、ロシア国防省広報サービスは発表した。
軍当局は、ミサイルの発射は水中位置から実施された事を明らかにした。
客観的観測によると、ミサイルの戦闘ブロックは成功裏に指定地域へ着弾した。
「クニャージ・オレグ」は、近代化プロジェクト955Aロケット艦の最初の生産艦である。
潜水艦は2014年7月に『セヴマシュ』で起工され、2020年7月に進水した。
2021年3月、防衛産業企業体の情報筋は、ロケット艦「クニャージ・オレグ」が『海軍の日』までに導入されると主張したが、その後、潜水艦の引き渡しは秋に延期された。
10月上旬、原子力潜水艦「クニャージ・オレグ」からの「ブラヴァー」発射は11月に計画されているという情報が出てきた。
プロジェクト955A巡洋艦のトップ「クニャージ・ウラジーミル」は2020年6月12日に就役したことが想い起される。
『セヴマシュ』では、更なる3隻の同型ロケット艦の建造が続けられている:「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」、「インペラートル・アレクサンドルIII」、「クニャージ・ポジャールスキー」
各々のプロジェクト955/955A潜水艦は16基の大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」で武装する。
更に、原子力艦は533mm魚雷発射管を装備する。
ロシア海軍の第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの5番艦「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』(北方機械製造事業)で起工されました。
(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては2番艦)
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]
2016年11月中旬までに強度船体(耐圧殻)の水密試験が完了しました。
(「ボレイ」級は複殻式船体)
[ロシア海軍の為の新世代戦略原潜ボレイ級5番艦クニャージ・オレグの船体(耐圧殻)の水密試験は完了した]
2020年7月16日に『セヴマシュ』造船台から出渠し、進水しました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは進水した]

進水後は『セヴマシュ』の岸壁で艤装工事が行なわれ、2021年5月30日に白海へ出航し、洋上試験を開始しました。

[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは洋上試験を開始した]
6月17日にセヴェロドヴィンスクへ帰投しました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは最初の洋上試験を終えてセヴェロドヴィンスクへ帰投した]
その後も「クニャージ・オレグ」の洋上試験は続き、2021年10月21日に弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験が行なわれました。
「クニャージ・オレグ」のロシア海軍への引き渡しは、2021年末に予定されています。
[2021年にロシア海軍へ3隻の原子力潜水艦が就役する]
[最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは2021年に6回の洋上試験を行ない、2021年末にロシア海軍へ就役する]
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