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ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット"リェーズキー"の係留試験が始まった

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年11月19日11時1分配信
【ウラジオストクでコルベット「リェーズキー」の係留試験が始まった】

ウラジオストクの『アムール造船工場』試運転基盤でプロジェクト20380コルベット「リェーズキー」の係留試験が始まった。
これは造船所が太平洋艦隊の為に建造するこのタイプの4隻目の艦である。


『統合造船業営団』広報サービスが伝えたように、艦の全てのシステムと機器は試験実施の準備が整っており、係留証明書を閉じる為のスケジュールが作られている。

『統合造船業営団』によると、コルベットの全てのメカニズムは所定の場所へ設置され、居住保障システム及び制御システムが据え付けられた。
主配電盤への全ての電力が受け入れられている。

試験及び試運転作業を実施する為、試験部門の専門家と契約組織の代表が参加し、機械・電気設備、パイプ加工、船台作業場の従業員から成る試運転チームが形成された。

「リェーズキー」は、太平洋艦隊の為に『アムール造船工場』が建造する第4のプロジェクト20380コルベットである。
それは2016年に起工された。
当初、艦の引き渡しは2020年秋に予定されていたが、その後、就役時期は2021年に延期された。

7月初頭、「リェーズキー」造船台から出渠し、建造業者が塔-マスト複合体の設置を行ない、機器の据え付けを完了する為に艤装岸壁へ置かれた。

同月、同社総取締役ウラジーミル・クラコーフは、2022年の『勝利の日』の前に艦の海軍への引き渡しを計画していると主張した。
10月にコルベットウラジオストクの同社試運転基盤へ向かった。

プロジェクト20380コルベットの全長は100メートル以上、排水量-2220トン。
それは距離4000海里までの航海を行なう事が出来る。
兵装-対艦ミサイル複合体「ウラン」、高射ミサイル複合体「リドゥート」、魚雷、有力な電波位置測定機器び電波電子機器、100mm砲装置A-190、大口径機関砲、擲弾発射機

[『Mil.Press FlotProm』参照]
『KonturFocus』
の情報参照システムによると、2019年末に『アムール造船工場』の差引勘定は609億ルーブルに達した。
同社の収益は20パーセント増加して137億ルーブルとなった。
同時に、企業の純損失は21億ルーブルに達した。



ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベットの4隻目「リェーズキー」は、コムソモリスク・ナ・アムーレ市『アムール造船工場』で2016年7月1日に起工されました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"はコムソモリスク・ナ・アムーレ造船所で起工された]

5年後の2021年7月1日に造船台から出渠しました。


[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"は造船台を出た]

『アムール造船工場』では、コルベットの出渠(進水)式典でシャンパンを割る役目を担う「コルベットの花嫁」を同社の女性職員から選定していますが、「リェーズキー」「花嫁」には、工場コルベット試運転チームの一員であるクセニア・ザヴゴロドネワが選ばれました。
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輸送浮きドックへ載せられた「リェーズキー」は、最終艤装と試験の為、10月6日にウラジオストクへ出発しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月6日9時20分配信
【コルベット「リェーズキー」は試験の為にウラジオストクへ向かった】

10月下旬にウラジオストクへ到着し、同月末にドックから出渠しました。
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2021年11月上旬、ウラジオストク『アムール造船工場』艤装岸壁で「リェーズキー」の係留試験が始まりました。

係留試験が順調に進めば、今度は洋上試験が行なわれ、それが終わればロシア海軍へ引き渡されます。

「リェーズキー」は2022年5月の就役が予定されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット"リェーズキー"は2022年5月9日に就役する]
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