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クリミア半島のロシア海軍航空隊の艦上航空隊訓練複合体ニートカの着艦拘束装置は2022年に修理される

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『タス通信』より
2021年10月18日16時29分配信
【情報筋:クリミアの地上「航空母艦」の航空拘束装置は2022年に修理される】
モスクワ、10月18日/タス通信

航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の甲板のコピーであるクリミアサキ地上試験訓練複合体(航空機)ニートカ航空拘束装置は2022年に修理される。
『タス通信』は月曜日にクリミアの治安機関に近い情報提供者より伝えられた。

「サキの複合体ニートカの航空拘束装置の修理は2022年に計画されております。
これは『プロレタリア工場』(『統合造船業営団』へ加入)の専門家により実行されます」

彼は話した。

『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。

対談者によると、契約締結と設計文書の準備作業の完了は11月末に計画されている。
作業実行後、サキ複合体ニートカ制動機械の寿命は10~15年延長される。
これまでは艦上航空隊航空機の受け入れの為の複合体の準備の際、制動機械のリソースは、その都度の解決策で延ばされて来た。

現在、サキ複合体ニートカは、北方艦隊海上航空隊第100独立艦上戦闘機航空連隊航空機MiG-29K/KUBの飛行士の訓練の為に使用されている。
最近、北方艦隊第279独立艦上戦闘機航空連隊の飛行士も同様の訓練を行なった。

以前に北方艦隊広報サービスは、航空機Su-33及びSu-25UTGを装備する第279独立艦上戦闘機航空連隊サキ複合体ニートカでの訓練を完了したと発表した。
それによると、1ヶ月以上に渡り、5名の若いパイロットを含む艦上航空隊の7名の飛行士が航空母艦の甲板へ着艦する為の訓練を受けた。
彼ら全員が戦闘機Su-33で艦のトランポリン台から発進し、自身で地上トレーナー航空拘束装置のケーブルへフックを引っ掛けて着艦を行なった。

[複合体ニートカについて]
複合体「ニートカ」
は、艦上航空隊航空機の発艦及び着艦へ取り組む為に意図されている。
その訓練の為、サキエイスクの2つの複合体の使用が予定されている。
1つ目については近代化が必要である事が知られており、2つ目は、その始動が何度も延期されている。

サキ複合体は、トランポリン台航空機拘束装置を持つ艦の甲板の形の鋼鉄の飛行スペースを備える集合飛行場である。
飛行スペースの寸法は、「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板に等しい。



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ソヴィエト連邦時代(1980年代初頭)、ウクライナには航空母艦の飛行甲板を模した発着艦訓練施設「ニートカ」が建設されました。
[地上試験・訓練複合体「ニートカ」]
[サキ飛行実験センター(ニートカ)]
[Нитка(ニートカ)~知られざる旧ソ連の蒸気カタパルト開発の経緯~]


ソ連邦解体後はウクライナに接収され、ロシアウクライナと協定を結んで「ニートカ」を使用していました。
2012年8月、改訂された「ニートカ」使用協定にロシア・ウクライナ国防相が署名しました。
[ロシアとウクライナは艦上機訓練施設ニートカ使用協定を改訂した]

しかし、2013年にはロシア「ニートカ」を使用しませんでした。
[ロシアは2013年にウクライナのニートカを使用しない]

その一方、ロシアは、クラスノダール地方エイスク市に新たな「ニートカ」の建設を開始しました。
[ロシアは、2010年に空母パイロット訓練センターの建設を開始する]
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その後、2014年3月18日にロシアウラジーミル・プーチン大統領クリミア自治共和国ロシア連邦へ編入する条約に署名した事により、クリミア半島サキに在る「ニートカ」は再びロシアの手に戻りました。
[ウクライナの訓練複合体ニートカ要員はクリミアへ忠誠を誓う]
[クリミア半島のニートカは2015年2月末から本格的に稼働を再開する]

これにより、クリミア旧ニートカは主に現用のロシア海軍艦上戦闘機隊の訓練に使われ、エイスク新ニートカは主にロシア海軍航空隊の新型航空機の各種試験と訓練に使われる事になりました。
[ロシア海軍航空隊の2つの「ニートカ」]

2014年9月初頭、ロシア海軍Su-33艦上戦闘機は、クリミア「ニートカ」へ戻ってきました。
[ロシア海軍艦上航空隊はクリミアのニートカへ戻ってきた]

以後、クリミア「ニートカ」ではSu-33艦上戦闘機の訓練が行なわれました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機航空連隊はクリミアのニートカでの訓練を終えた]


一方、エイスク新ニートカでは、主に新型機の試験や訓練が行なわれています。
[ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将はエイスクのロシア海軍飛行訓練センター(新ニートカ)を視察した]
[エイスク飛行場にロシア海軍航空隊の新型シミュレーターが設置された]
[クラスノダール地方エイスクのロシア海軍の新ニートカは2022年に完成する]


2019年には、艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBが10月、Su-33が2月と11月にクリミア「ニートカ」で訓練を行なっています。

[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBはクリミアの発着艦訓練施設ニートカでの訓練を完了した]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカで『発着艦』訓練を行なう]

クリミア「ニートカ」は修理が必要な状態に在ります。
[クリミア半島のロシア海軍航空隊の艦上航空隊訓練複合体ニートカは修理及び近代化される]

クリミア「ニートカ」の修理及び近代化の為の契約は、2021年5月下旬に署名されました。
[クリミア半島のロシア海軍航空隊の艦上航空隊訓練複合体ニートカの修理及び近代化の契約が締結された]

2021年8月12日から艦上戦闘機Su-33の発着艦訓練が「ニートカ」で始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33のパイロットはクリミア半島の訓練複合体ニートカでの訓練を開始した]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33、クリミアのサキ飛行場の訓練複合体ニートカで発着艦訓練完了(2021年9月末)]

Su-33部隊の訓練完了後、続いて艦上戦闘機MiG-29Kの発着艦訓練が行なわれ、2021年11月中旬に完了しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K、クリミアのサキ飛行場の訓練複合体ニートカで発着艦訓練(2021年10月上旬~11月中旬)]

艦上戦闘機部隊の訓練完了後、2022年から「ニートカ」着艦拘束装置が修理される事になりました。
これにより、寿命が10~15年延長されます。

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修理を行なうのは、ニートカ着艦拘束装置を製造したサンクトペテルブルク『プロレタリア工場』です。
【公開株式会社『プロレタリア工場』公式サイト】

『プロレタリア工場』は、ロシア海軍インド海軍向けに着艦拘束装置を製造しています。
[ロシアは着艦拘束装置の製造を再開した]
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