ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2021』はエジプト沖で2021年12月3日~10日に実施される
- カテゴリ:地中海情勢(2021年)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年12月2日11時0分配信
【黒海艦隊艦船支隊はロシア-エジプト海軍演習『友情の橋-2021』へ参加する】
黒海艦隊艦船支隊はロシア-エジプト合同海軍演習『友情の橋-2021』へ参加する為にエジプト・アラブ共和国のアレクサンドリア港への移動を完了する。
艦隊の艦の港への公式寄港は12月3日に計画されている。
支隊の構成には、艦上にヘリコプターを持つフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」、救助曳船SB-742が加わっている。
黒海艦隊ノヴォロシースク海軍基地司令官ヴィクトール・コチェマゾフ少将指揮下のロシア代表団は、演習の準備段階を完了させる為、既にアレクサンドリアへ到着している。
地中海東部のアレクサンドリア湾海域で行なわれる活動中、ロシアとエジプトの戦闘艦は統合演習本部の指揮による単一計画下で行動し、攻撃の撃退、疑わしい船の臨検、組織的対空防衛、ヘリコプターによる海上での物資補充の演習任務を遂行する。
12月3日から10日まで行なわれる演習の目的は、様々な脅威からの海域での組織的防護の為の計画的合同活動と訓練、捜索救助作戦、疑わしい船の臨検の実施にある。
ロシア-エジプト演習『友情の橋』は2015年から実施されている。
2020年、それはノヴォロシースク港へ寄港した参加艦により黒海で実施された。
ロシア・エジプト海軍合同演習『友情の橋-2015』は、2015年6月中旬に地中海東部で実施されました。
2015年6月6日、黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、エアクッションロケット艦「サムーム」、大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」、海洋曳船「MB-31」の4隻は、エジプトのアレクサンドリアを訪れました。
[ロシア海軍黒海艦隊艦船部隊はエジプトを訪れた]
この4隻+バルト艦隊の大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」が、ロシア・エジプト海軍合同演習『友情の橋-2015』へ参加しました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2015』は地中海で実施される]
[ロシア海軍とエジプト海軍は合同演習『友情の橋-2015』の打ち合わせを行なった]
[ロシア海軍黒海艦隊艦船はエジプトのアレクサンドリアに居る]
エジプト海軍からはフリゲート「タバ」、「シャルム・エル・シェイク」、ミサイル艇「4月25日」、「6月18日」、給油船「シャラティン」の他に、エジプト空軍からF-16戦闘機2機も参加しました。
6月10日、ロシア海軍とエジプト海軍の演習参加艦はアレクサンドリアを抜錨し、地中海東部の演習実施海域へ向かいました。
[合同演習『友情の橋-2015』に参加するロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアを抜錨した]
ロシア海軍とエジプト海軍は、地中海東部で様々な想定下の演習を行ないました。
[ロシア海軍とエジプト海軍は地中海東部で合同演習を行なっている]
[戦闘機F-16はロシア海軍とエジプト海軍の合同演習へ参加した]
[ロシア海軍とエジプト海軍は地中海東部で砲撃訓練を行なった]
6月12日に演習は完了しました。
[地中海東部でのロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2015』は終了した]
翌6月13日、ロシア海軍とエジプト海軍の演習参加艦船はアレクサンドリア港へ戻りました。
[合同演習『友情の橋-2015』を終えたロシア海軍とエジプト海軍の艦船はアレクサンドリアへ戻った]
それから5年後の2020年、今度は黒海でロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』が行なわれる事になりました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』はノヴォロシースクで始まる]
エジプト海軍の演習参加艦艇(フリゲート「アレクサンドリア」、コルベット「アル・ファテフ」、ミサイル艇「ファハミ」)は、2020年11月15日にボスポラス海峡を通過し、11月17日にノヴォロシースク海軍基地へ到着しました。
ロシア海軍からは、黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」、小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」、哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」、救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」が参加しました。
11月17日に始まった『友情の橋-2020』では、先ず始めに両国の海軍歩兵部隊による陸上での演習が行なわれました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』で狙撃兵の合同訓練が行なわれた]
11月21日に両国の演習参加艦はノヴォロシースクを出航し、海上での演習を開始しました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』参加艦はノヴォロシースクを出航した]
海上演習は11月23日までに完了し、両国の演習参加艦はノヴォロシースクへ戻りました。
[ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2020』は完了した]
エジプト海軍の演習参加艦艇は翌11月24日にノヴォロシースクを出航し、母国への帰路に就きました。
そして2021年12月上旬、『友情の橋-2021』が地中海東部のエジプト(アレクサンドリア)沖で実施される事になりました。
ロシア側から参加するのは、さる11月中旬に地中海西部でアルジェリア海軍との合同演習に参加した黒海艦隊の「アドミラル・グリゴロヴィチ」、哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」、救助曳船SB-742の3隻です。
[ロシア海軍黒海艦隊とアルジェリア海軍は地中海西部で合同演習を行なった]
現在、地中海東部(シリア沖を含む)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。
[黒海艦隊]
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」:2021年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海東部に滞在

『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月28日9時57分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は地中海へ進路を取った】
哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」:2021年10月末から地中海東部に滞在

ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年10月26日15時50分配信
【黒海艦隊の哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」は黒海海峡ボスポラスの通行を開始した】
小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」:2021年10月上旬から地中海東部に滞在

『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月6日8時55分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は地中海へ進路を取った】
海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」:2021年11月上旬から地中海東部に滞在

『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年11月8日9時38分配信
【掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」は地中海へ向かった】
大型揚陸艦「オルスク」:2021年11月下旬から地中海東部に滞在

中型偵察艦「キルディン」:2021年10月上旬から地中海東部に滞在

小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」:2021年10月初頭から地中海東部に滞在

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年10月2日14時0分配信
【黒海艦隊の小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」は海峡を地中海へ向けて通行する】
対水中工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海東部に滞在
救助曳船SB-742:2021年10月末から地中海東部に滞在
- 関連記事
-
- ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ツェーザリ・クニコフは貨物輸送の為にシリアへ向かった
- ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2021』が地中海で始まった
- ロシア海軍とエジプト海軍の合同演習『友情の橋-2021』はエジプト沖で2021年12月3日~10日に実施される
- ロシア海軍黒海艦隊とアルジェリア海軍は地中海西部で合同演習を行なった
- ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦イワン・ゴルベツはシリアのタルトゥース沖で機雷捜索訓練を実施した
スポンサーサイト