ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット"リェーズキー"乗組員は係留試験へ参加する

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2021年12月8日7時45分配信
【太平洋艦隊の為に建造されているコルベット「リェーズキー」の係留試験が始まった】
ウラジオストクの『アムール造船工場』の試運転基盤で、太平洋艦隊の為に同社が建造している最新コルベット「リェーズキー」の係留試験段階が始まった。
前日、近い内に試運転チームと合同で始動-調整作業の実施、コルベット全ての機器への電力供給の点検、主動力装置の始動へ着手する標準乗組員が艦へ居住した。
計画における次の活動は、船体の電磁処理の為の特殊スタンドへの艦の設置となる。
1月末には国家航行試験の為の最初の自力出航が計画されている。
コルベット「リェーズキー」では既に24時間体制の当直勤務へ就いており、通信システムの点検が行なわれている。
[参照]
『アムール造船工場』で建造されるプロジェクト20380多目的警備艦(コルベット)シリーズの4隻目である「リェーズキー」は、『アムール造船工場』で2016年に起工された。
今年10月末、『アムール造船工場』の試運転基盤での艤装と仕上げの為、輸送ドック「ゼーヤ」でウラジオストクへ送り届けられた。
ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベットの4隻目「リェーズキー」は、コムソモリスク・ナ・アムーレ市の『アムール造船工場』で2016年7月1日に起工されました。



[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"はコムソモリスク・ナ・アムーレ造船所で起工された]
5年後の2021年7月1日に造船台から出渠しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"は造船台を出た]
『アムール造船工場』では、コルベットの出渠(進水)式典でシャンパンを割る役目を担う「コルベットの花嫁」を同社の女性職員から選定していますが、「リェーズキー」の「花嫁」には、工場のコルベット試運転チームの一員であるクセニア・ザヴゴロドネワが選ばれました。


輸送浮きドックへ載せられた「リェーズキー」は、最終艤装と試験の為、10月6日にウラジオストクへ出発しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月6日9時20分配信
【コルベット「リェーズキー」は試験の為にウラジオストクへ向かった】
10月下旬にウラジオストクへ到着し、同月末にドックから出渠しました。


2021年11月上旬、ウラジオストクの『アムール造船工場』艤装岸壁で「リェーズキー」の係留試験が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット"リェーズキー"の係留試験が始まった]
12月初頭には乗組員が艦内へ居住しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット"リェーズキー"へ乗組員が居住した]
今回、太平洋艦隊広報部は「リェーズキー」の係留試験が始まったと発表していますが、これは、11月上旬から造船所職員の手で開始された係留試験へ、同艦の乗組員が初めて参加するという事です。
係留試験が順調に進めば、今度は洋上試験が行なわれ、それが終わればロシア海軍へ引き渡されます。
「リェーズキー」は2022年5月の就役が予定されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット"リェーズキー"は2022年5月9日に就役する]
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