ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦スタールイ・オスコルとヴェリキー・ノヴゴロドは基地内訓練を開始した
- カテゴリ:プロジェクト06363潜水艦(黒海艦隊)


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年12月14日10時0分配信
【黒海艦隊の潜水艦乗組員は錬成任務L-1への取り組みへ着手した】
黒海艦隊の潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」と「スタールイ・オスコル」の乗組員は、複合訓練の実施と第1錬成任務L-1の要素の遂行へ着手した。
錬成任務の要素の遂行中、乗組員は海上への出航、弾薬の積載と埠頭の岸壁へ停泊中の組織的な保護と防衛の訓練を行ない、更にはミサイル兵器を使用する為の行動手順、潜水艦の潜航と浮上の制御へ取り組む。
錬成任務への取り組みは、自身で、そして同種並びに多種艦グループの一員として用途上の任務を遂行する為の水中艦の訓練プログラムへ含まれる潜水艦の乗組員の訓練システムの必須の部分である。
活動は、クリミア及びノヴォロシースク海軍基地の駐留所における冬季訓練期間の枠組みで、艦隊の潜水艦部隊の戦闘訓練計画に沿って行なわれる。
プロジェクト06363潜水艦の3番艦B-262「スタールイ・オスコル」は、2012年8月17日に起工され、2014年8月28日に進水し、2015年7月3日にロシア連邦海軍へ就役しました。
[プロジェクト06363潜水艦スタールイ・オスコルはロシア海軍へ就役した]
その後、2015年7月27日の「ロシア海軍の日」にはバルチースクの観艦式へ参加しました。
[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]
2015年10月16日、深海試験や兵装試験-有翼ミサイル「カリブル」を含む-の為、北方艦隊の潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。
[ロシア海軍の最新潜水艦スタールイ・オスコルは深海試験の為に北方艦隊基地ポリャールヌイへ到着した]
2016年5月6日、バレンツ海で有翼ミサイル「カリブル」対地型を沿岸目標へ発射しました。
(前日の5月5日には、「カリブル」対艦型を海上目標へ発射)
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦スタールイ・オスコルはバレンツ海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
北方海域(バレンツ海)における「スタールイ・オスコル」の試験は2016年5月末までに全て完了しました。
[ロシア海軍のプロジェクト06363潜水艦スタールイ・オスコルはバレンツ海での試験を全て終えた]
「スタールイ・オスコル」はポリャールヌイを出航し、2016年6月初頭に英仏海峡を浮上航行中、ブリテン海軍のフリゲートに視認されました。

その後、大西洋を南下して地中海へ入りました。
[ロシア海軍の最新潜水艦スタールイ・オスコルは2016年7月初頭に黒海艦隊基地へ到着する]

2016年6月29日午前にダーダネルス海峡とボスポラス海峡を通過して黒海へ入りました。
[ロシア海軍の最新潜水艦スタールイ・オスコルは黒海へ入った]
2016年7月1日夕方、「スタールイ・オスコル」はノヴォロシースク基地へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新潜水艦スタールイ・オスコルはノヴォロシースク海軍基地へ到着した]
以後は2019年4月下旬まで黒海で行動していましたが、4月25日、「スタールイ・オスコル」はボスポラス海峡とダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦スタールイ・オスコルはオーバーホールの為にロシア北西部へ向かう]
地中海東部で行動した後、2020年1月31日にオーバーホールの為、ロシア北西部のクロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦スタールイ・オスコルはクロンシュタットでオーバーホールを行なう]

『クロンシュタット海洋工場』での「スタールイ・オスコル」のオーバーホールは2020年7月までに完了し、7月26日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
その後もバルト海に留まっており、11月1日には潜航訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦スタールイ・オスコルはバルト海で潜航訓練を行なった]
2020年12月にバルト海を離れ、12月12日頃にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入り、12月下旬に地中海東部へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦スタールイ・オスコルはバルト海から黒海への移動を準備する]
2021年7月25日の『ロシア海軍の日』にはタルトゥースの観艦式へ参加しました。
[シリアのタルトゥース港で5回目の『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた]
2021年9月22日にダーダネルス海峡とボスポラス海峡を通過して黒海へ入り、その後、ノヴォロシースクへ帰投しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年9月22日17時50分配信
【黒海艦隊の潜水艦「スタールイ・オスコル」はダーダネルス及びボスポラス海峡を通行する】
2021年9月28日には同型艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」と共に有翼ミサイル「カリブル」の模擬発射訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年9月28日11時30分配信
【黒海艦隊の潜水艦は仮想敵艦グループへのミサイル打撃を与える演習を実施した】
プロジェクト06363通常動力潜水艦の5番艦B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」は、2014年10月30日に起工され、2016年3月18日に進水し、2016年10月26日に就役しました。
[黒海艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦5番艦ヴェリキー・ノヴゴロドはロシア海軍へ就役した]
就役後も同型艦「コルピノ」(2016年11月24日就役)と共にバルト海で慣熟訓練を行ない、2017年7月30日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式へ参加しました。
[2017年7月30日にクロンシュタットとサンクトペテルブルクで挙行される『ロシア海軍の日』観艦式には約40隻の艦船が参加する]
2017年8月中旬、「コルピノ」と共に黒海艦隊基地へ向けて出航し、8月16日には北海へ入りました。
[ロシア海軍の最新潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは黒海艦隊基地へ向かった]
2017年8月28日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。

[ロシア海軍黒海艦隊の最新潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは地中海へ入った]
2017年9月1日には地中海東部に展開する他のロシア海軍艦船と共に各種の演習を行ないました
[ロシア海軍黒海艦隊の最新潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは地中海で演習を行なう]
2017年9月14日、同型艦「コルピノ」と共にシリアのデリゾールのISIL(イラク・レバントのイスラム国)施設へ初めて計7基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノはシリアのデリゾールのISIL(イラク・レバントのイスラム国)へ巡航ミサイルを発射した]
2017年9月22日、「ヴェリキー・ノヴゴロド」はシリアのイドリブの『アル=ヌスラ戦線』の施設へ計3基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドはシリアのイドリブの『アル=ヌスラ戦線』へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
2017年10月5日、同型艦「コルピノ」と共にシリア政府軍の攻勢を支援する為、再びデリゾールのISIL施設へ計10基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノはシリア政府軍の攻勢を支援する為、デリゾールのISIL(イラク・レバントのイスラム国)へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
2017年10月31日、「ヴェリキー・ノヴゴロド」は、シリアのデリゾールへ計3基の「カリブル」を発射しました。
『タス通信』より
2017年10月31日17時53分配信
【潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」はデリゾールの『イスラム国』戦闘員へ「カリブル」で打撃を与えた】
その後も同型艦「コルピノ」と共に地中海東部に滞在し続ける事になり、2018年3月~4月には、予備の乗組員チームと交代しました。

2019年3月27日、「ヴェリキー・ノヴゴロド」は地中海東部を離れ、ダーダネルス海峡及びボスポラス海峡を通過して黒海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドは地中海を去り、黒海へ入った]
2019年3月29日、「ヴェリキー・ノヴゴロド」は、就役後初めてセヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドはセヴァストーポリへ到着した]
その後セヴァストーポリを出航し、2019年4月3日には、所属する第4独立潜水艦旅団の本来の母基地であるノヴォロシースク海軍基地へ到着しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドはノヴォロシースク海軍基地へ到着した]
2020年10月26日、同型艦「コルピノ」と共に黒海へ出航し、各種演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは黒海で演習を行なった]
2021年3月10日、同型艦「コルピノ」と共に演習を行なう為、黒海へ出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは黒海で演習を行なう]
演習は3月18日に終わりました。
その後、同型艦「コルピノ」と共に再び出航し、3月29日には魚雷発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは黒海で魚雷を発射した]
2021年6月~7月にセヴァストーポリで修理が行なわれました。


2021年8月18日に黒海へ出航し、各種訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドは黒海で戦闘訓練を行なう]
2021年9月16日には魚雷発射訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年9月16日9時45分配信
【黒海艦隊の潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」乗組員は魚雷射撃を実施した】
2021年10月下旬のロシア南方軍管区の大規模演習(約8000名の将兵が参加)へ参加し、有翼ミサイル「カリブル」の模擬発射訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年10月20日11時45分配信
【黒海艦隊の潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」乗組員は仮想敵艦支隊へミサイル打撃を与えた】
ロシア連邦軍の新年度は12月1日から始まりましたが、それから2週間後の12月14日、「スタールイ・オスコル」と「ヴェリキー・ノヴゴロド」は、基地に停泊した状態での乗組員の各種の訓練(錬成任務L-1)を開始しました。
停泊訓練を終えると、今度は海上での各種訓練(錬成任務L-2)を行ないます。
06363の1番艦「ノヴォロシースク」は2021年2月中旬にクロンシュタットへ到着し、2月下旬からサンクトペテルブルクの『アドミラルティ造船所』でオーバーホールが行なわれています。

[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクはクロンシュタットへ行く]
06363の2番艦「ロストフ・ナ・ドヌー」は、2021年2月までサンクトペテルブルクでオーバーホールを行なった後、3月初頭に地中海へ入り、現在も同海域に居ます。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部に居る]
06363の4番艦「クラスノダール」は、2020年7月末からクロンシュタットでオーバーホールを行なった後、2021年9月に地中海へ入り、現在も同海域に居ます。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦クラスノダールは2021年初頭から1年間地中海東部に滞在する]
06363の6番艦「コルピノ」はセヴァストーポリでオーバーホールを行なっており、2022年2月の復帰が予定されています。

[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦コルピノとフリゲート"アドミラル・マカロフ"はセヴァストーポリでオーバーホールを行なう]
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