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ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦ツィクロンは黒海で砲撃試験を行なった

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『タス通信』より
2021年12月20日15時39分配信
【黒海艦隊の最新ロケット艦は黒海で射撃を実施した】
セヴァストーポリ、12月20日/タス通信

黒海艦隊の一員として加わる事が計画されている最新の小型ロケット艦「ツィクロン」は、国家試験中に黒海での砲射撃を成功裏に実施した。
月曜日に拡散された黒海艦隊広報サービス発表では、こう述べられた。

「最新の小型ロケット艦ツィクロンの乗組員は、黒海の海上射爆場で砲射撃を伴う砲複合体の試験を成功裏に実施しました。
砲射撃は、黒海艦隊の戦闘編制へ含まれる前の艦の国家試験の枠組みで行なわれました」

声明では、こう述べられた。

艦の乗組員は製造工場の試運転チームと合同で課題へ取り組んだ。
海上における砲装置からの射撃は標準モード、更には最大の回転角及び仰角で海上、沿岸、そして空中の模擬目標に対して行なわれた。
これに加え、艦砲を使用する条件下で、艦の艦内制御システムの器具と艦載兵装の同調と調整が行なわれた。

「ツィクロン」プロジェクト「カラクルト」艦であり、武装としてミサイル「カリブル」を持つ汎用ミサイル複合体砲装置AK-176MA高射ミサイル複合体「パーンツィリ-M」大口径機関砲装置を有する。
艦の航続距離は2500海里、自立行動期間は15日。




プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の後継となる新世代の小型ロケット艦であり、ロシア国内の複数の造船所で建造されています。
(サンクトペテルブルク『ペラ』造船所で4隻、クリミア半島フェオドシヤ造船所で3隻、ケルチ『ザリフ』造船所で3隻、ゼレノドリスク造船所で2隻、コムソモリスク・ナ・アムーレ『アムール造船工場』で4隻)


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ロシア内陸部タタールスタン共和国『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』は、2016年8月に5隻の「カラクルト」を受注しました。
[タタールスタンのゼレノドリスク造船所はロシア海軍の為に小型ロケット艦カラクルト級を5隻建造する]

『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』は、2016年~2017年に3隻の「カラクルト」を起工していますが、実際には、同社の下請けとして、クリミア半島ケルチ市に在る造船工場『ザリフ』で建造されています。
[クリミア半島ケルチの造船工場『ザリフ』は生産設備を近代化する]
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「ツィクロン」(工場番号801):2016年7月26日起工
「アスコリド」(工場番号802):2016年11月18日起工
「アムール」(工場番号803):2017年7月30日起工

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2019年2月26日には『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』本社で、同社が受注した4隻目の「カラクルト」となる「トゥーチャ」(工場番号804)が起工されました。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦トゥーチャはタタールスタンのゼレノドリスク造船所で起工された]

5隻目の「タイフーン」(工場番号805)は2019年9月11日に起工されました。
[ロシア海軍の為の最新鋭小型ロケット艦タイフーンはタタールスタンのゼレノドリスク造船所で起工された]

これで、『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』契約分5隻は全て起工されました。

その1隻目となる「ツィクロン」は、2020年3月末までに黒海艦隊で乗組員が編成されました。
[ロシア海軍黒海艦隊はブヤン-M級小型ロケット艦グライヴォロンとカラクルト級小型ロケット艦ツィクロンの乗組員を編成した]

「ツィクロン」は2020年7月24日に進水しました。


[ロシア海軍黒海艦隊の為のカラクルト級小型ロケット艦ツィクロンはケルチで進水した]

進水後は造船所の岸壁で艤装が進められました。
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その後、ノヴォロシースク海軍基地へ回航され、各種試験が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦ツィクロンは洋上試験の準備を完了した]


12月上旬にセヴァストーポリへ回航されました。
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[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新鋭小型ロケット艦ツィクロンは最終洋上試験の為にセヴァストーポリへ移動した]

その後、本格的な洋上試験が始まり、12月20日には砲撃試験を行ないました。
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