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戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグと原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された

本日(2021年12月21日)、プロジェクト955A「ボレイ-A」戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦K-552「クニャージ・オレグ」とプロジェクト885M「ヤーセン-M」原子力水中巡洋艦K-573「ノヴォシビルスク」はロシア連邦海軍へ就役しました。

『タス通信』より
2021年12月21日21時53分配信
【新たな原子力潜水艦「クニャージ・オレグ」と「ノヴォシビルスク」はロシア海軍へ受け入れられた】
モスクワ、12月21日/タス通信

海軍旗は新たな原子力潜水艦「クニャージ・オレグ」「ノヴォシビルスク」へ掲揚された。
式典は、国防省拡大会議中にロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンが遠距離から開始させた。

(海軍)旗の掲揚式典はセヴェロドヴィンスクで開催された。
プーチンはビデオ通信で視察し、現地ではロシア連邦海軍総司令官ニコライ・エフメノフ国防次官アレクセイ・クリヴォルチコが出席した。

「本日、原子力潜水艦クニャージ・オレグとノヴォシビルスクへ海軍旗が掲げられ、新たなロケット艦は海軍の一員として加わりました」
国家元首は話した。
彼は、2隻の原子力潜水艦を建造した『セヴマシュ』の労働者一同へ感謝した。
プーチンは、潜水艦の兵装を「恐るべき打撃力」と言い、「クニャージ・オレグ」弾道ミサイル「ブラヴァー」を、そして多目的水中巡洋艦「ノヴォシビルスク」有翼ミサイル「カリブル」「オーニクス」を装備し、これらは海上目標に対する効果的な戦闘のみならず、地上施設への高精度の打撃を与える事が可能であることを想い起こした。

国家元首によると、近い内に「クニャージ・オレグ」「ノヴォシビルスク」太平洋艦隊へ補充され「戦闘潜在力を大幅に高め、ロシアの安全を保障し、世界の大洋において我々の国益を確実に保護します」
大統領は、プロジェクト885M955A潜水艦シリーズの建造は終わらないと話した:『セヴマシュ』では、更なる5隻の「ボレイ-A」と6隻の「ヤーセン-M」が建造され、海軍へ引き渡される。

「私共は海軍の更新のテンポを高め、様々なプロジェクトとクラスの現代的な水上艦と水中艦を建造し、同時に沿岸インフラを開発し、無論、軍人の社会的地位の保証を強化し、海軍の専門家の名声を高めます」
プーチン
は付け加えた。

大統領は、水中ロケット艦「ノヴォシビルスク」艦長マキシム・シピルコ1等海佐の例を引用し、その家族は様々な年に海軍で7名が勤務し、全員が士官となった。
国家元首が指摘したように、これは海軍の輝かしい伝統、海軍と祖国への献身と忠誠を維持する実例である。

[新たな潜水艦]
「クニャージ・オレグ」
は、近代化されたプロジェクト955A(コード名「ボレイ-A」)戦略用途ロケット水中巡洋艦の最初の生産艦である。
これは2014年7月27日に起工され、2020年7月16日に進水した。
国家試験の枠組みで艦は2021年10月21日に白海からカムチャツカクラ射爆場への弾道ミサイル「ブラヴァー」射撃を成功裏に実施した。
最初の3隻のプロジェクト「ボレイ」ロケット艦プロジェクト955A巡洋艦は、低騒音、より現代的な操縦及び深海懸吊システム、兵器管理システムが異なる。
合計で10隻(3隻の「ボレイ」と7隻の「ボレイ-A」巡洋艦)の建造が計画されている艦の内、5隻が完成し(4隻は既に艦隊の一員である)、更なる5隻が建造されている。
各々は16基の大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」を搭載する。

「ノヴォシビルスク」は、プロジェクト885M(コード名「ヤーセン-M」)原子力潜水艦の最初の生産艦である。
これは2013年7月26日に起工され、2019年12月25日に進水した。
現在、『セヴマシュ』では7隻のプロジェクト885M潜水艦が様々な建造段階に在る。
プロジェクト885/885Mの主要打撃兵器は、有翼ミサイル「カリブル-PL」「オーニクス」である。



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ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの5番艦K-552「クニャージ・オレグ」は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』(北方機械製造事業)で起工されました。
(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては2番艦)
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]

2016年11月中旬までに強度船体(耐圧殻)の水密試験が完了しました。
(「ボレイ」級は複殻式船体)
[ロシア海軍の為の新世代戦略原潜ボレイ級5番艦クニャージ・オレグの船体(耐圧殻)の水密試験は完了した]

2020年7月16日に『セヴマシュ』造船台から出渠し、進水しました。

[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは進水した]

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進水後は『セヴマシュ』の岸壁で艤装工事が行なわれ、2021年5月30日に白海へ出航し、洋上試験を開始しました。
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[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは洋上試験を開始した]

6月17日にセヴェロドヴィンスクへ帰投しました。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグは最初の洋上試験を終えてセヴェロドヴィンスクへ帰投した]

その後も「クニャージ・オレグ」の洋上試験は続き、2021年10月21日に弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験が行なわれました。

[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグ、弾道ミサイル"ブラヴァー"発射(2021年10月21日)]

2021年12月16日に受領証書へ署名されました。


ロシア海軍第4世代多目的原子力潜水艦プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦 シリーズの3番艦K-573「ノヴォシビルスク」(改良型プロジェクト885M「ヤーセン-M」としては2隻目)は、2013年7月26日にセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』造船所で起工されました。
[ヤーセン級多用途原潜3番艦ノヴォシビルスクは起工された]



起工後、まず船体の製造作業が進められ、2014年8月には船体の水圧試験が行なわれました。
[ヤーセン級多用途原潜ノヴォシビルスクの船体の水圧試験が行なわれた]

その後の建造工事の進捗状況は明らかにされていませんでしたが、2019年12月25日に『セヴマシュ』の造船台から出渠し、進水しました。
[ロシア海軍のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはセヴェロドヴィンスクで進水した]


当初、「ノヴォシビルスク」は2020年末にロシア海軍への引き渡しが予定されていました。
[ヤーセン-M級原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクは2020年にロシア海軍へ引き渡される]

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しかし、2020年中には洋上試験を開始する事すら出来ず、引き渡しは翌年に延期される事になりました。
[セヴェロドヴィンスク造船所で建造されている特殊用途原子力潜水艦ベルゴロド、原子力水中巡洋艦カザンとノヴォシビルスク、戦略用途原子力水中巡洋艦クニャージ・オレグは2021年にロシア海軍へ就役する]

「ノヴォシビルスク」は2021年6月末に洋上試験を開始する予定でしたが、少し遅れて7月1日にセヴェロドヴィンスクを出航し、白海で洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ヤーセン-M級原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクは2021年6月末に洋上試験を開始する]
[ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクは白海で洋上試験を開始した]

8月2日にセヴェロドヴィンスクへ帰投しました。
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[ロシア海軍の最新鋭原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクは最初の洋上試験を終えてセヴェロドヴィンスクへ帰投した]
その後も洋上試験は続けられました。

2021年12月20日に受領証書へ署名されました。


そして2021年12月21日、「クニャージ・オレグ」「ノヴォシビルスク」は同時にセヴェロドヴィンスク聖アンドレイ旗掲揚式典を開催し、ロシア海軍へ正式に就役しました。
ウラジーミル・プーチン大統領セルゲイ・ショイグ国防相は、モスクワで行なわれた国防省会議の最中に「リモート参加」しました。

この2隻は太平洋艦隊へ編入され、今後カムチャツカ半島へ回航されます。
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