ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た
『タス通信』より
2021年12月25日18時7分配信
【原子力潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は『セヴマシュ』の船台から出渠した】
モスクワ、12月25日/タス通信
プロジェクト「ボレイ-A」ロケット艦の第2の生産艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)の船台から出渠した。
『タス通信』は株式会社・生産合同『セヴマシュ』広報サービスより伝えられた。
「本日・12月25日、『セヴマシュ』でプロジェクト"ボレイ-A"ロケット艦の第2の生産艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフの船台からの出渠式典が行なわれました」
広報サービスは指摘した。
行事には、海軍総司令部、政府組織、産業界の代表が参加した。
「海軍総司令官ニコライ・エフメノフは、造船所の次の生産上の勝利を祝福し、プロジェクト"ボレイ-A"艦は既にその信頼性を示し、国境を保護している事を強調しました。
建造の参加者は更に、アルハンゲリスク州知事アレクサンドル・ツィブリスキー、株式会社『統合造船業営団』軍事造船担当副総取締役ウラジーミル・コロリョーフ、株式会社『海洋工学中央設計局ルビーン』総取締役イーゴリ・ヴィリニトにより祝福されました」
広報サービスは伝えた。
『セヴマシュ』は、艦の船台からの出渠は、同社総取締役ミハイル・ブドニチェンコにより開始されたと伝えた。
原子力潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、船台から分速3メートルで動き始めた。
原子力艦の艦長ヴィクトール・アルテモフ1等海佐は、艦の舷側で象徴的なシャンパンのボトルを割った。
ブドニチェンコは、重要な行事へ参加した企業の造船業者、海洋工学中央設計局『ルビーン』の設計者、軍の代表と契約組織の代表を祝福し、今年は同社にとっては単調では無かったことを強調した。
「私共は、祭日も休日も無く試運転プログラムを実行しました。
ちょうど4日前、『セヴマシュ』で大いなる出来事~海軍への2隻同時の原子力潜水艦の御引き渡しが有りました。
これは、国内の原子力造船においては50年間無かったことです。
原子力潜水艦クニャージ・オレグとノヴォシビルスクの戦闘勤務は、ウラジーミル・プーチン大統領により開始されました。
そして今日、我々はもう1つの重要な行事を行なっております。
プロジェクト"ボレイ-A"の第2の生産艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは、新たな建造段階~大いなるサイクル試験の開始へ近付きました。
我が社の岸壁で、そして海上で原子力潜水艦は全てのモードで点検されます」
広報サービスはブドニチェンコの談話を引用した。
[ゲネラリーシムス・スヴォーロフ]
『セヴマシュ』は、原子力水中巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は第4世代原子力艦・改善プロジェクト955A「ボレイ-A」(設計者~サンクトペテルブルク海洋工学中央設計局『ルビーン』)に属すると説明した。
「プロジェクトは、根本的に新しい技術的解決策が実現され、機器は改善され、物理的フィールドの水準は低下し、安全性は向上し、輸入代替の複合作業が実行されました。
原子力潜水艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは2014年12月26日に『セヴマシュ』で起工されました」
声明では、こう述べられた。
プロジェクト「ボレイ-A」トップ艦「クニャージ・ウラジーミル」は株式会社・生産合同『セヴマシュ』で建造され、2020年6月12日に引き渡された。
ロケット艦の最初の生産艦「クニャージ・オレグ」は2021年12月21日に海軍へ引き渡された。
今年、『セヴマシュ』は3隻の原子力潜水艦~「カザン」、「クニャージ・オレグ」、「ノヴォシビルスク」を海軍へ引き渡し、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」を船台から出渠させ、更なる2隻の原子力潜水艦「ドミトリー・ドンスコイ」と「クニャージ・ポチョムキン」が造船台で起工された。
『タス通信』より
2021年12月25日19時26分配信
【海軍総司令官は潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」が太平洋艦隊を強化すると言った】
モスクワ、12月25日/タス通信
プロジェクト「ボレイ-A」ロケット艦の第2の生産艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、太平洋艦隊の原子力潜水艦グループを強化する。
ロシア連邦海軍総司令官ニコライ・エフメノフは『セヴマシュ』での巡洋艦の船台からの出渠式典で言った。
「これは我々の戦略的論拠です。
原子力水中巡洋艦は、我々の国を防護しております。
僕は、来年に我々がクニャージファミリーとゲネラリーシムス・スヴォーロフを受け入れる事を願っております。
この水中巡洋艦は太平洋艦隊の原子力潜水艦グループへ補充され、それを強化します」
『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)広報サービスはエフメノフの談話を引用した。
総司令官は強調した。
「1991年以来、国はロケット水中巡洋艦については、それほど多くの戦闘艦を受け入れておりません」
「来年に我々は、かなり多くの艦の受け入れを計画しております。
僕が思うに、『セヴマシュ』は失望させる事は無いでしょう」
彼は付け加えた。
原子力潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、土曜日に『セヴマシュ』の船台から出渠した。
行事には、海軍総司令部、政府組織、産業界の代表が参加した。
原子力水中巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は第4世代原子力艦・改善プロジェクト955A「ボレイ-A」(設計者~サンクトペテルブルク海洋工学中央設計局『ルビーン』)に属する。
潜水艦は2014年12月26日に起工された。
プロジェクト「ボレイ-A」トップ艦「クニャージ・ウラジーミル」は株式会社・生産合同『セヴマシュ』で建造され、2020年6月12日に引き渡された。
ロケット艦の最初の生産艦「クニャージ・オレグ」は2021年12月21日に海軍へ引き渡された。
ロシア海軍の第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]
2014年12月26日の起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]
艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」にまで昇進しています。

これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。
戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)

巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)

今回の「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。
2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。
「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2022年に洋上試験を行ない、同年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
就役後は、太平洋艦隊へ配備されます。
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