新世代戦略原潜ボレイ級の為のインフラ整備はカムチャツカ半島で進められている
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2012-2015年)


『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
【特殊建設の支局は「ボレイ」の係留所を建設する】
2013年3月6日
新たな原子力ロケット水中巡洋艦「ボレイ」型の受け入れ及び運用の為の準備として、太平洋艦隊の潜水戦隊の為の既存の軍用施設インフラストラクチュアの再建と新規の建設は、新たに形成された「極東特殊建設」の支局により行なわれる。
『中央海軍ポータル』特派員は、太平洋艦隊の情報提供者より伝えられた。
軍用及び民間用施設の建設の為、更に、その他の課題の実行の為、国家指導部は、「ロシア特殊建設庁」に対し、カムチャツカ地方のペトロパブロフスク・カムチャツキーへの「極東特殊建設」の支局の開設を指示した。
開設される支局の目的は、建設管理番号707-境界線上の閉鎖行政地域ヴィリュチンスク市における住宅及び公共施設と軍事インフラストラクチュアの建設工事の実行である。
「ロシア特殊建庁」の「極東特殊建設」は、建設管理番号707を含み、2004年以降、ヴィリュチンスクにおいて軍事施設、住宅及び社会施設の建設並びに再建作業を行なっている。
この期間中、10軒の家族住宅、子供用公園「スカーズカ(おとぎ話)」及び「ルサローチカ(人魚の少女、リトルマーメイド)」、総合食料品店、屋内スケートリンク「アイスベルク(氷山)」、スポーツ-健康複合施設「オケアーン(大洋)」、駐屯地の総合病院を含む複数の社会施設が建設、納入された。
現在、最新の原子力ロケット水中巡洋艦「ボレイ」型は、セヴェロドヴィンスクの「北方機械製造エンタープライズ」で建造されている。
同タイプの2番艦「アレクサンドル・ネフスキー」は、国家受領試験を完了し、2013年末に(ロシア)海軍へ引き渡された後、常時駐留地ヴィリュチンスクへ行く。
【『連邦政府特殊建設庁』(ロシア特殊建設庁)公式サイト】
【『極東特殊建設』公式サイト】
新世代戦略原潜「ボレイ」級の太平洋艦隊配備は、2014年の予定です。
[2014年にロシア太平洋艦隊へ新世代戦略原潜ボレイ級が配備される]
最初に太平洋艦隊へ配備されるのは、「ボレイ」級2番艦「アレクサンドル・ネフスキー」です。
[ボレイ級戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーは2013年夏にSLBMブラヴァーを発射する]
[ボレイ級戦略原潜2番艦と3番艦は太平洋艦隊へ配備される]
カムチャツカ半島の原潜基地ヴィリュチンスクでは、「ボレイ」級を配備する為の然るべきインフラ整備が行なわれます。
[カムチャツカ半島の基地設備はボレイ級戦略原潜に適していない]
[ボレイ級戦略原潜の為、カムチャツカ半島に新たな設備が建設される]
そのヴィリュチンスクですが、「Google Earth」での2005年7月と2012年9月の画像を比較すると、幾つかの違いがみられます。
記事中に登場するスポーツ-健康複合施設「オケアーン」
(2005年7月には無かった)






西端の原潜用桟橋


ヴィリュチンスクの各種インフラ整備は、着実に進んでいる事が伺えます。
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