ロシア海軍北方艦隊は2021年に極超音速ミサイル「ツィルコン」の発射試験を7回実施した
- カテゴリ:ロシア北方艦隊(2020年-)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2021年12月31日4時1分配信
【北方艦隊は2021年に極超音速ミサイル「ツィルコン」及び「キンジャール」を含む70回以上の新兵器の試験を支援した】
2021年に北方艦隊は、新たな風貌の兵器及び先進兵器、戦闘機材及び特殊機材の試験の支援へ特別な注意を払った。
北方艦隊の白海海軍基地、ロケット艦師団、航空・防空軍の飛行装置が試験の支援へ直接関わった。
白海とバレンツ海での試験を成功裏に実施した後、ロシア海軍は最新原子力潜水艦「クニャージ・オレグ」と「ノヴォシビルスク」を受け取った。
乗組員は北方艦隊の戦闘訓練射爆場と練習-教材基盤で海軍技量の改善を続け、恒久駐留所への移動を準備する。
プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」乗組員は、極超音速有翼ミサイル複合体「ツィルコン」の試験を成功裏に実施し、総計で約10回の発射を行なった。
プロジェクト885原子力潜水艦のトップ「セヴェロドヴィンスク」乗組員は2度の「ツィルコン」射撃へ取り組んだ。
ロシア北方艦隊は、新開発のミサイルなどの洋上試験に従事しています。
2021年には、極超音速ミサイル「ツィルコン」の発射試験を合計7回実施しました。
2021年7月19日、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は白海からバレンツ海の地上目標(距離350km以上)への「ツィルコン」発射試験を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海からバレンツ海の地上目標へ極超音速ミサイル"ツィルコン"を発射した]
11月18日に白海から海上目標へ「ツィルコン」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海の海上目標へ極超音速ミサイル"ツィルコン"を発射した]
11月29日にも白海から「ツィルコン」を海上目標へ発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は再び海上目標へ極超音速ミサイル"ツィルコン"を発射した]
12月16日、「アドミラル・ゴルシコフ」は白海からチジャ射爆場の地上目標へ「ツィルコン」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は地上目標へ極超音速ミサイル"ツィルコン"を発射した]
12月24日には「ツィルコン」の一斉発射試験、つまり2発以上のミサイルの同時発射に成功しました。
[ロシア海軍は極超音速ミサイル「ツィルコン」の一斉発射試験に成功した]
一方、原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」による発射試験は10月3日に初めて実施され、最初は浮上状態で「ツィルコン」を海上目標へ発射しました。
翌10月4日には潜航状態で「ツィルコン」を海上目標へ発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスク、水中から極超音速ミサイル"ツィルコン"発射(2021年10月4日)]
「ツィルコン」以外では、2021年12月21日に就役した戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「クニャージ・オレグ」が10月21日に弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験を行なっています。
[ロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦クニャージ・オレグ、弾道ミサイル"ブラヴァー"発射(2021年10月21日)]
この他、北方艦隊の第45航空・防空軍の戦闘機MiG-31が極超音速ミサイル「キンジャール」の発射試験を行ないました。
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