沿海地方でロシア海軍歩兵の新たな戦車大隊が編成された
- カテゴリ:ロシア海軍沿岸部隊(海軍歩兵)

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2022年1月10日1時10分配信
【新たな打撃戦車部隊が太平洋艦隊の連合部隊で形成された】
ウラジオストク、1月10日-ロシア通信社ノーボスチ
戦車T-80BVで武装する新たな打撃戦車部隊が沿海地方の太平洋艦隊の海軍歩兵連合部隊で形成された。
月曜日に東方軍管区下の太平洋艦隊の広報サービス・情報供給部は発表した。
「新たな戦車部隊が、沿海地方に駐屯する太平洋艦隊沿岸部隊の海軍歩兵連合部隊で形成されました。
それは30両以上の現代的な近代化された戦車T-80BVを武装として受け取り、沿海地方の太平洋艦隊海軍歩兵連合部隊の打撃能力を著しく強化します」
声明では、こう述べられた。
この車両は既に受け入れられ、機関-運転手が受け取っている。
海軍歩兵連合部隊の一員として形成された戦車大隊は、冬季訓練期間の戦闘訓練の為の調整と練習へ着手している。
T-80BV戦車ファミリーの特徴は単一ガスタービン動力装置であり、、それは「飛行」戦車と呼ばれている。
車両は時速70キロメートル以上の速度を発揮し、燃料給油無しで約500キロメートルを走行できる。
東方軍管区は、車両が極度の北極圏の条件下での運用において良好な実績を示しており、極東の厳しい冬にも大部分対応している事を指摘した。
沿海地方のウラジオストクとスラヴャンカには、ロシア太平洋艦隊の第155独立海軍歩兵旅団が駐留しています。


ウラジオストク

スラヴャンカ

[第155独立海軍歩兵旅団]
・第59独立海軍歩兵大隊
・第47独立ウスリースク・コサック空挺強襲大隊
・戦車大隊
・第287自走砲大隊
・第288高射ロケット砲大隊
・偵察大隊
・物資供給大隊
・噴射推進砲大隊
・通信中隊
・揚陸工兵中隊
・電波電子戦闘中隊
・火炎放射中隊
・修理中隊
・降下・上陸手段中隊
・対戦車ロケット大隊
・放射線・生物・化学兵器防護小隊
・砲兵本部小隊
・本部小隊
元々は第55モジル赤旗海軍歩兵師団(1968年12月1日編成)という師団規模の部隊でしたが、2009年12月1日付で海軍歩兵旅団に改編され、現在に至っています。
2019年9月、第155独立海軍歩兵旅団へ10両のT-80BV戦車が配備されました。
[沿海地方のロシア太平洋艦隊海軍歩兵旅団はT-80BV戦車を受け取った]
2021年12月、20両以上のT-80BV戦車が第155独立海軍歩兵旅団へ配備されました。
[沿海地方のロシア太平洋艦隊海軍歩兵旅団は20両以上のT-80BV戦車を受け取った]
そして2022年1月、30両以上のT-80BV戦車で新たに戦車大隊が編成されました。
ロシア海軍歩兵部隊は、北方艦隊と太平洋艦隊にはT-80BV系列、それ以外の艦隊にはT-72B3が配備されます。
『イズベスチヤ』より
2018年3月21日0時1分配信
【海軍歩兵旅団は「重くなる」】
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